ラオスにおけるCovid-19感染の概況
ラオスは人口密度の低い小さな国ですが、COVID-19については、世界のいくつかの国々と同様の対応能力です。我が国では3月24日に首都ビエンチャン出身の女性ツアーガイドが初めてCOVID-19に感染したことが確認されました。彼女は3月7日からドイツからのグループツアーを地方に案内するために同行していました。その後、彼女は3月16日から具合が悪くなり、検査を受け3月24日から病院に入院しました。その後、2番目のケース、さらには多くのケースが続くことになりました。感染者のほとんどはタイやイギリスから帰国した人々です。5月4日の時点で19人の感染が報告されていますが、死亡のケースはありません。
ラオスでは、国立疫学研究所(NCLE)、パスツールデュラオス研究所及びモホソット病院の3つの研究所がCOVID-19のサンプルのラボ分析に責任をもっています。そして、政府は少なくとも2つのラボの確認が得られた後に報告することになっており、その後、患者は隔離された部屋に入院し、検査結果が陰性になるまで治療を受けることになります。病院にいた人は、その後14日間自宅に留まらなければならず、完治したことを確認するためにウイルスのチェックが再度行われることになります。
このCOVID-19ウイルスは、人間の健康に対する大きな脅威です。感染は非常に急速に拡大し、特に高齢者の肺に深刻な損傷を与え、彼らは苦しんで亡くなり、世界的に膨大な社会経済問題を引き起こしています。人々は通常の活動をやめ、家に留まり、社会的距離を取らなければなりませんが、これは感染の拡大を防ぐために非常に必要なことです。病院には医療用具や医療助手が不足していて、非常に悪い状況です。世界中で社会的な混乱が生じています。
出勤するのを止めて、2ヶ月近くになりました。国中に外出禁止令が出されて、学校も休校になり全てのシステムが崩壊の危機にあります。人々は食糧が不足し、社会の状況は変わりつつあり、隔離が安全だと考えられるようになり、家庭生活も以前のままではありません。
Vannaphone Phouthana
(An alumnus of SSP from Laos)
注)原文からの和訳はJSTによるものです。正確な表現やデータについては、下記の英語原文をご参照ください。
A brief situation of the Covid-19 infection in Laos