2017年度 活動レポート 第9グループ:駐日パキスタン大使を表敬訪問

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第41号

さくらサイエンスハイスクールプログラム第9グループ
駐日パキスタン大使館を訪問しました。

アサド・カーン駐日パキスタン大使(次期)の招待で、来日中のパキスタンからの高校生と引率者21人が、2017年7月20日(木)、パキスタン大使館(東京都港区)を訪問しました。アサド次期大使は来日されたばかりで、荷物が前任地から到着するのを待っているという落ち着かない状況にも関わらず、ご自身の厚意で高校生たちをもてなしてくださいました。

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挨拶されるアサド・カーン駐日パキスタン大使(次期)

ミルザ・サルマン・ババル・ベッグ次席からは、日本とパキスタンの友好関係、大使館の役割、外交の目的などについて説明していただきました。ベッグ次席の話を聴き、高校生たちは大使館がどのような目的で存在しているのか理解を深められたようでした。

また、招かれた高校生を代表して、ビラル・ザイナブさん、チーマ・ウメル・ハッサンさんが挨拶をしました。ビラルさんは「日本に到着して不安な気持ちでしたが、温かいもてなしときめ細やかな気遣いでリラックスしてプログラムに参加しています」と笑顔で語り、チーマさんは「滞在中の思い出はスイート・メモリーとして持ち帰り、一生大切にしていきたいと思います」と明るくスピーチしました。

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歓迎会での様子

JSTからは伊藤宗太郞中国総合研究交流センター副センター長が挨拶し、「プログラムに参加して、日本の科学技術や文化について、色々なアイデアを得たことでしょう。それを母国に持ち帰り、これからの勉強に活かしてください」と高校生にメッセージを送りました。

アサド次期大使は九州大学、東京大学での留学経験があり、スピーチの中で「日本は第2の故郷です。学生時代に日本に対して抱いていた気持ちが未だに変わらず、残っています。私はパキスタンから日本に留学した最初の世代ですが、今では多くのパキスタン人が日本で学んだあと母国に戻り活躍しています。皆さんもあらゆる可能性や機会を捉えて、再来日してもらいたいと思います」と語られました。

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歓談するアサド次期大使と、伊藤宗太郞JST中国総合研究交流センター副センター長

高校生たちは来日して5日目となり、そろそろ母国の味が恋しい頃なのか、パキスタンからの名シェフによる極上のランチを皆、満腹になるまで存分に楽しんでいました。

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大使館員とランチを楽しむ高校生たち
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最後に全員で記念撮影しました。