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活動報告(さくらサイエンス・ハイスクールプログラム) 第24号

さくらサイエンスハイスクールプログラム第5グループA班
インドの高校生たちが東大で最先端の工学系研究に触れる

 5月28日に来日したハイスクールプログラム第5グループ(インド・ネパール・ブータン)のうち、インドの高校生41名は最終日の6月2日、東京大学大学院工学系研究科(本郷キャンパス)を訪れました。

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本郷キャンパスの雰囲気も味わいました。

   まず蘇迪特任講師(大学院工学系研究科、国際工学教育推進機構・国際事業推進センター)から全体の概要説明を受けました。なかでも高校生たちは工学系研究科で約1,000人の留学生と300人の外国人研究員が学んでおり、多くの講義が英語で行われているという国際的な環境に大いに興味を持ったようでした。

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蘇迪特任講師から工学系研究科の概要説明を受けました。
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説明を熱心に聞くインドの高校生たち。

   その後グループに分かれて3箇所の研究室を見学しましたが、電気系では古関隆章研究室を訪れました。同研究室は鉄道車両、磁気浮上、リニアモータ、旅客輸送のIT化など交通等社会システムへの電子情報学・電気工学の応用研究を行っています。  

   古関(隆章)教授から旅客輸送におけるスケジューリングの説明を受けた後、ドクターコースで学ぶパキスタンの留学生から自身の研究テーマである磁気浮上に関しての解説がありました。研究内容に興味をもったインドの高校生からは盛んに質問が投げかけられ、専門的なレベルにも関わらず活発な意見交換の場となりました。

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研究室の訪問を終わった後も、古関潤一教授に地盤工学について盛んに質問していました。

   次に訪れたのはコンピュータ科学の五十嵐研究室です。ここでは台湾の研究員Chia-Ming Changさんが自動運転の車と歩行者とのユーザーインターフェイスの実証実験や、手書きスケッチで輪郭を描くと膨らんで簡単に3次元の形状ができるコンピュータ・グラフィックスについて解説してくれました。

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コンピュータサイエンスでは研究員からユーザーインターフェイスや3Dコンピュータ・グラフィックスの説明があり、高校生たちは熱心にノートを取っていました。

   最後に訪れたのは地盤工学の古関潤一研究室です。古関(潤一)教授からは地震による土壌の液状化や新幹線を脱線から守るための耐震土壌補強などの説明がありました。高校生からは線路が曲がるのを防ぐための路盤補強に関して「大きな石を混ぜてはどうか」という質問があり、古関教授はその質問に感心しながらも何故それが難しいかを丁寧に説明してくれました。

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地盤工学の古関潤一研究室では土壌補強などについて学びました。

   2時間で3研究室を訪問するというタイトなスケジュールでしたが、インドの高校生たちはハイレベルな内容にも関わらず最先端の工学系研究を目の当たりにして満足した様子でした。れぞれのパフォーマンスの様子は、順次フェイスブックに公開していきますので、お楽しみに!

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安田講堂を背景に全員で記念撮影。

平成29年度 活動報告