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活動報告(さくらサイエンス・ハイスクールプログラム) 第16号

さくらサイエンスハイスクールプログラム第4グループA班
インドと台湾の高校生、東京理科大で数学の世界に浸る

 5月24日(水)、インド・台湾の高校生ら55名(引率者含む)が東京理科大学神楽坂キャンパスを訪れました。大学を訪れたのはハイスクールプログラム第4グループ(インド・ミャンマー・台湾)計109名のうちA班で、来日してから4日目のプログラムとなります。

 まず篠原保・国際化推進センター長の歓迎の挨拶でプログラムはスタートしました。高校生たちは大学の概要や留学制度の説明を受けた後、キャンパス内にある数学体験館と近代科学資料館を見学しました。

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篠原保・東京理科大学国際化推進センター長が歓迎の挨拶。
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学生数や授業内容、留学制度の説明を聞く高校生たち。

 体験館は数式や理論を小道具を使って実際に目に見えるかたちで実証するというユニークな施設です。最速降下曲線といわれるサイクロイド曲線を実際にボールを転がして体験したり、ビリヤードで楕円の原理を学ぶなど、ゲーム感覚で数学の世界を楽しみました。

 また、資料館では日本一と言われる貴重な計算機のコレクションを見学、計算機の歴史を学びました。

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微分方程式を解くための大型アナログ計算機。1年8ヶ月かけ、当時のままに再生しました(近代科学資料館)

 午後からは高校生たちが楽しみにしていた秋山仁教授による「マス・スペクタクル・ショー」です。「数学の嫌いな人はいますか?この2時間できっと好きにさせてみせる」と言い切った教授は、まずは位相幾何学(トポロジー)の世界を紙のリングでハート型や長方形をつくりながら解説。さらにピタゴラスの定理を自作の小道具を使って実に分かりやすく説明してくれました。

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秋山教授は生徒たちも参加させながら授業を進めます。
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秋山教授の説明を熱心に聞く高校生たち。

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授業は参加型。2人のうちどちらが勝つか、ゲームの勝ち負けを予測する理論の実習。
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トポロジー(位相幾何学)の世界に挑戦。

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全員が紙のリングづくりに夢中で取り組んでいます。

 また、数学が実社会でもいろいろな分野で応用されている例としてCD取り出し、実際に高校生が表面にキズをつけても、音楽が元通りに再生することを実証。それは「誤り検出コード」という代数理論がプログラミングされているからだと解説してくれました。さらに最適停止理論など難しい理論も、実際にゲームという形で説明。高校生たちは次から次へと繰り広げられる秋山教授の世界に魅了され、心から楽しんだ数学の授業でした。

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秋山仁教授を囲んで記念撮影。
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プログラムの最後に全員で記念撮影。

平成29年度 活動報告