2017年度 活動レポート 第421号:岡山大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第421号

ミャンマー・ヤタナポンサイバーシティ工科大学との研究交流

岡山大学からの報告

岡山大学自然科学研究科において、平成30年2月15日~24日の間、科学技術研修コースによる「さくらサイエンスプログラム」を実施しました。ミャンマーのトップレベルの工科大学であるヤタナポンサイバーシティ工科大学より、5名の教員、5名の修士課程の学生が参加しました。 一行は2月15日の正午頃に関西空港経由で岡山大学に到着し、滞在先の留学生寮にチェックインした後、学内散策を楽しみました。

研究活動

活動初日の2月16日は、舩曵教授がオリエンテーションとして本プログラムのスケジュールと、岡山大学および研究室の概要を紹介しました。その際、研究室の現在のテーマの紹介も行いました。その後、ミャンマーからの来訪者には、論文作成で一般に使われているLaTeXのインストールと使用方法を学んで貰いました。

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オリエンテーション
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LaTeXの学習

2月17日からは、ヤタナポンサイバーシティ工科大学および舩曵研究室の参加メンバーより、各自の研究活動に関する発表を行いました。それぞれの発表において、発表方法や研究内容を改善するための有意義な議論を行いました。特に、研究内容については、両大学間での今後の連携を含む、今後の課題について議論しました。また、ヤタナポンサイバーシティ工科大学の参加者には、舩曵研究室の研究テーマである、Javaプログラミング学習支援システムJPLAS、エラスティックWLANシステムについて、両システムの体験利用を含めて、学習して貰いました。これらにより、ミャンマーの学生数名は、本学への留学に大きな関心を持つこととなりました。

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研究発表
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研究発表での議論
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JPLASの学習
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E-WLANシステムの学習

文化活動

2月19日に、岡山大学生協食堂において、歓迎パーティを開催しました。参加者全員、会話と日本料理を楽しみました。多くのミャンマー人の参加者は、「ロンジー」と呼ばれる伝統衣装を着て参加していました。また、パーティ中に、ミャンマーの学生による、同国の伝統的ダンス「チンジャン」が披露されました。

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歓迎パーティ
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ミャンマーの伝統的ダンス

ミャンマーの参加者は、また、岡山後楽園、倉敷美観地区、京都の視察も楽しみました。全員、日本の文化や習慣に強い印象を受けたようです。

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倉敷美観地区観光
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京都観光

活動報告会

2月24日に、ミャンマーの参加者は、最終報告を行いました。その際、舩曵教授は、それぞれの報告に対して、いくつかのコメントを行いました。その日の夕刻、関西空港経由でミャンマーに帰国しました。