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活動報告(一般公募コース) 第379号

中国の医大生が日本の高度な医療技術を学ぶ

島根大学医学部からの報告

 島根大学医学部では、2017年10月9日~10月18日の10日間、さくらサイエンスプランの支援を受けて、島根大学と交流協定を締結している中国の寧夏医科大学の学生を招へいしました。

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 出雲空港に到着し、早速島根大学医学部にて学生の授業に参加しました。患者さんとのコミュニケーション能力向上(医療面接)を模擬患者に質問をしながら学びました。患者さんとコミュニケーションをとることは中国ではあまり進んでいないとのことで、低学年の時からこのような指導を受けることは新鮮な内容でありとても驚いていました。

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出雲空港到着
写真2
放射線部にてレントゲンデータの説明

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 地域病院や介護福祉施設の見学実習を行いました。島根県は特に高齢者率が高く老人介護施設が数多くあり、とても充実した設備やスタッフで運営している施設を見学しました。また、訪問診療の現場にも同行し、病院と地域の患者の密接な結びつきを感じてもらいました。また、グループホームでは高齢者の健康などに配慮している施設も見学し、百歳になるおばあさんとも交流しました。留学生は、将来中国でも高齢化社会になると思うため、学ぶ価値が多いにあったと感想を述べていました。

写真3
介護老人施設の見学
写真4
介護老人施設での交流

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 出雲キャンパスの産学連携センターで、大学と企業が共同研究して完成した装置などを見学したり体験したりしました。また、島根大学医学部医学系研究科に所属している寧夏医科大学出身の大学院生と交流し、それぞれの研究テーマや研究内容、日本での生活についてのプレゼンを聞きました。招へい学生の中には、将来島根大学の大学院で勉強したいという希望を持っている学生もいて、熱心に聞き、質問して有意義な時間を過ごしました。

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産学連携センターにて「ハンズフリーLEDライト」体験
写真6
先輩大学院生のプレゼンテーション

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 寧夏医科大学からの大学院生が在籍している薬理学、呼吸器・臨床腫瘍学、歯科口腔外科学の各研究室を訪問し実際の研究を見学しました。

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 島根大学医学部の学園祭(くえびこ祭)が開催され、留学生達は中国ブースで大学院生とともに餃子や飲み物を来場者に提供し、楽しんでいました。

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 出雲の観光地である出雲大社や島根ワイナリー、出雲古代歴史博物館を見学し、日本の歴史や文化を知る良い機会となりました。

写真7
出雲大社にて

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 神経内科及び腎臓内科の5年生の臨床実習に同行し、カンファレンスに参加したり、外来や病棟の診療の見学をしたりしました。医学生と仲良くなり、診療に関する様々なことを共有しました。

写真8
腎臓内科でのカンファレンス

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 クリニカルスキルアップセンターでは様々なシミュレーションの機器があり、先生の指導を受けながら、手技訓練シミュレータ(ダミー人形)を用いて、気管挿管や採血、超音波検査などを体験しました。寧夏医科大学にはこのような訓練施設はないため、日本の進んだ施設や技術に驚いていました。

写真9
クリニカルスキルアップセンターにて実習

 医学部長室において実習の感想を英語でスピーチし、その後修了証書を授与しました。医学部長からは、短い期間ではありましたが日本での経験を活かし素晴らしい医療人になってほしい旨の激励を受けました。

写真10
修了証授与

平成29年度 活動報告