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活動報告(一般公募コース) 第374号

4回目のミャンマーインターンシッププログラム

堀場製作所からの報告

 堀場製作所では2017年10月15日から11月4日の日程で、ミャンマー環境省より2名、ヤンゴン市・マンダレー市都市開発局より1名、マンダレー市・マンダレー市都市開発局より1名、Yezin農業大学より1名の計5名を招へいし、4回目になるミャンマーインターンシッププログラムを実施しました。

 10月15日に関西国際空港に到着し、翌16日からプログラムをスタートしました。初日にはインターン生よりそれぞれが所属する組織・部署の紹介、および本インターンシップに対する期待と今後の交流計画等を発表していただきました。彼ら、彼女らが期待していた主な内容は、①日本における環境に関する水質・大気の管理方法及びその環境規制、②日本がどのように環境汚染を改善してきたか・対策、③環境管理のために必要な分析計及びその測定方法の基礎を学ぶこと、④日系企業の見学、⑤日経企業の会社文化を学ぶこと、⑥日本の文化を学ぶこと、の6点でした。

 具体的な実施内容は下記のとおりです。

<1週目>

 日本の環境汚染の歴史と対策を理解するため、1960年代の日本の汚染された環境とその改善方法のビデオを見て実感にもらいました。そして、排水汚染を改善するために重要な役割を果たしているpH、DO、濁度、油分濃度、窒素、リン、CODの分析機器の測定方法を説明し、その後実際に使ってもらいました。また、学んだ水質測定機器が実際現場でどのように適応されているかを理解するため、牧浄水場、宇治市下水処理場と紙工場の排水処理場を見学しました。

<2週目>

 京都大学流域圏総合環境質研究センターにて、日本の環境の歴史や琵琶湖およびその周辺の管理方法等、環境問題とその対策に関する講義を受講しました。その後、弊社の小型水質分析計でインターン生自ら琵琶湖の水質計測をしてもらい、水質管理への理解を深めていただきました。

<3週目>

 大気環境改善に関する移動排出源となる自動車の排気ガスの測定方法や法規制について講義を行い、その後整備工場や車検場を実際に見学することで、制度や規制が実運用面でどのように反映されているかを理解して頂きました。また、工場排気ガスと大気モニタリングのノウハウを理解するため、CO,CO2,NOx、SO2,O3,PM2.5,PM10等の測定機器の測定方法を説明し、その後、弊社の大気モニタリングセンターと堺港発電所、東淀ゴミ焼却場の排気ガス管理方法の見学をしました。

 また日系企業と日本の文化を理解していただくため、週末には関西地区の視察もしました。会社内で従業員向けの誕生日会やイベントにも参加し、弊社の企業文化についても理解を深めました。

 プログラム最終日の成果報告会では、インターンシップを通して学んだことや今後について発表していただきました。発表内容から、来日当初期待されていたことがプログラムを通して達成されたことを知り、嬉しく思いました。今回のインターンシッププログラムを通して学ばれたことは、ミャンマーでも適用するアクションプランにもなります。ミャンマー発展の一助となることを心より期待し、また今後も交流を継続し深めることで、日緬交流の懸け橋となることを切に願います。

写真1
HORIBAの分析センター見学
写真2
HORIBAの大気モニタリングセンター見学

写真3
牧浄水場の見学
写真4
琵琶湖の水質測定実験

写真7
東淀ゴミ焼却場
写真6
油分濃度の測定実験

写真5
桂川の水質測定実験
写真8
堺港発電所見学

写真9
京都大学の訪問
写真10
HORIBAの従業員向けの誕生日会参加

平成29年度 活動報告