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活動報告(一般公募コース) 第344号

世界的科学技術開発を加速する「技術に堪能なる士君子」を
〜国際養成するための最先端応用化学研修〜

九州工業大学大学院生命体工学研究科からの報告

 2018年2月12日~21日の10日間、マレーシアのプトラ大学から教員3名および学生1名、スルタンイドリス教育から学生1名、合計5名を招へいし、本プログラムを実施しました。本プログラムの申請にあたり、プログラム責任者がマレーシアプトラ大学理学部化学科にて、本プログラムについて宣伝を行い、プログラム参加の意欲を示した教員ならびに学生を選定しました。

 本プログラムは、過去に高度経済成長ならびに重度な環境汚染克服を成し遂げた北九州地区でのものづくりと環境技術を研修することを企図したものです。特に日本の持つ優れた最先端技術を伝授し、学術研究の交流を推進していく機会を作ること、そして今後の共同研究や技術支援などのネットワーク形成を目的に活動を行いました。この交流を通して、最先端機器の活用とそのノウハウをまだ知らない、アジアの発展途上国および新興国における科学技術の発展を加速化させ、世界規模の環境問題等の課題解決を推進することを最終ゴールとしています。

<2月12日>

 午後に、招へい者は東京に到着し、乗り継ぎして、夜に福岡入りをしました。その後、北九州の滞在先まで引率しました。

<2月13日>

 午前は、北九州市立大学の安井英斉教授および門上希和夫教授の研究室を見学し、最新の先端機器などに触れました。また、午後から、オリエンテーションを行い、自己紹介ならびにプログラムの趣旨説明を行いました。

写真1
オリエンテーションでプログラムの説明をしている様子
写真2
北九州市立大学の安井研と門上研を見学している様子

<2月14日>

 プログラム責任者である前田憲成准教授の研究室にて、それぞれの研究プロジェクトを担当している学生が、招へい者に説明を行い、研究活動の一部を紹介しました。また、前田研究室に設置されている次世代シーケンサーMiSeqの取扱いとサンプル調製等の前処理、運転までの操作の概略を説明しました。

写真3
九州工業大学の前田研究室で研修を行っている様子

<2月15日>

 午前中は、北九州エコタウンセンターの見学を行い、最新のリサイクル技術などを修学しました。

写真4
北九州エコタウンでの集合写真

<2月15日~16日>

 午後から16日にかけては、九州工業大学工学部応用化学科にて、研究室見学等による先端ものづくりに関する研修を行いました。特に、16日の午前は、九州工業大学‐マレーシアプトラ大学のジョイントゼミを行い、研究活動の紹介などを実施しました。

写真5
九州工業大学工学部応用化学科での研究室見学の様子
(清水研、横野研、竹中研)
写真6
九州工業大学工学部応用化学科での研究室見学の様子
(中戸研、城﨑研、北村研)

写真7
九州工業大学工学部応用化学科でのジョイントゼミ後の集合写真

<2月17日~18日>

 週末は、最終コラボ討論会の資料作成を義務として、フリータイムとし、北九州地区や福岡地区などの観光を楽しんだようです。

<2月19日>

 午前は、最終コラボ討論会を行い、今後の連携の探索やそれに向けた取組みなどについて深くディスカッションしました。午後からは、大学院生命体工学研究科内の5つの研究室(安藤研、飯久保研、加藤研、宮崎研、池野研)の見学を行いました。

写真8
コラボ討論会で前田准教授および招へい者が発表している様子

<2月20日>

 環境ミュージアムや世界遺産となった八幡製鉄所跡地などを見学し、北九州市の過去の環境問題をどのように乗り越え、環境未来都市へと発展していったのかを修学し、夕方から修了書の授与式ならびに送別会を実施しました。

写真9
北九州市環境ミュージアムで北九州市の環境汚染克服の歴史を学んでいる様子

<2月21日>

 招へい者を福岡空港まで引率し、その後無事に帰国しました。

 プログラム責任者がプログラム開始前に、インフルエンザに罹患し、プログラムのはじめの3日間、参加できないという事態となりましたが、代理で対応してくれたNurul Asyifah Binti Mustapha博士など、多くの研究室メンバーとスタッフに支えられ、無事にプログラムを終えることができました。

写真10
交流送別会終了後に撮影した集合写真

 最後に、本プログラム実施の機会を与えた頂いたJSTの皆様、快く対応していただいた見学先の方々、そして本プログラムの実施を支えて頂いた本学のスタッフの皆さんに深く感謝申し上げます。

平成29年度 活動報告