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活動報告(一般公募コース) 第92号

未来を担う科学技術人材を育てる、日・越高校生交流

長崎県立長崎西高等学校からの報告

 平成29年7月16日~7月26日の日程で、ベトナムのベトドク高校生徒4名・レホンフォン高校生徒3名・引率者名を招へいし、科学技術交流プログラムを実施しました。期間中3泊は、2学年生徒宅へのホームステイとしました。

<本校での授業参観>

数学・化学・地学・英語の授業に参加しました。

<SSH研究発表会>

 英語ポスターセッションにおいて、視聴者としてディスカッションに参加しました。

写真1
「西高の日」SSH発表会
ポスターセッションで英語によるディスカッション

<長崎SSH指定校生徒との合同サイエンスキャンプ>

【規定の材料を用いてクリップモーターカーを作製し、専用コースで走行距離と時間を競う】

 クリップモーターカーの作製では、ベトナムの生徒と本校・長崎南高校の生徒で混成チームをつくり、チーム対抗で規定の材料を用いてクリップモーターカーを作製しました。設計・試作を繰り返し、各チームとも工夫を凝らしたクリップモーターカーを完成させ、最終日には走行距離と時間を専用コースで競い合いました。

写真2
クリップモーターカーの製作の様子

<長崎大学工学部における講義・実習研修>

 高い意識を持って研修に臨み、日本の高い工業技術について研修を通して学びました。テーマは下記4項目です。

写真3
長崎大学工学部での研修
4つのテーマについて全員、順次研修を受けました。

電気電子工学コース

①「Advanced Research for Wireless Communication Technology」
②「Development of Permanent Film Magnets Applied for Miniaturized Devices」
③「Development of a Novel Variable Field Flux Motor for EV and HEV」

国際水環境コース

④「汚染水の水処理について」

<長崎総合科学大学での講義・実習研修>

 日本の高い造船技術について学ぶことができました。大学院留学生が、教授の説明の後にベトナム語で同時通訳するという講義形式は、アジアの国際交流を実感させました。

テーマは下記3項目です。

①「On the Development of Human Powered Hydrofoil “ABA ABA” and “West Gale”」
②「船舶海洋試験水槽にて水槽実験見学・体験」
③「造船技術(塗装・溶接)シミュレータ実習・体験」

写真4
長崎総合科学大学での研修
学長、副学長との記念撮影

<三菱重工での企業研修>

①タービン工場研修
②史料館研修 
③香焼工場研修

日本の造船業の歴史を学ぶとともに、豪華客船の製造や宇宙機器の製造など、実用化された日本の先端技術を研修することができました。

<長崎大学熱帯医学研究所での研修>

 長崎大学熱帯医学研究所はベトナムにも拠点があり、熱帯圏の病気と直面することも多いベトナムの生徒にとって、意義のある研修となりました。長崎大学熱帯医学研究所が世界の熱帯医療に大きく貢献していること知ることができました。

講義①「ケニアにおける熱帯医学研究所の活動について」

写真5
長崎大学熱帯医学研究所での研修
ケニアにおける熱帯医学研究所の活動について

講義②「熱帯医学研究所ミュージアムについて」

<長崎大学原研遺伝での研修>

「耳垢の型に関するDNA分析実験」

写真6
長崎大学原研遺伝での研修
指導を受けながらDNA分析の実験に取り組む様子

 ベトナムの生徒は、各自の爪からDNAを増幅し、DNA分析を行うことにより、耳垢の型について知ることができました。研究機関の高価な実験器具を用いて、本格的なDNA分析の実験を体験することができました。

<昆虫類の電子顕微鏡観察>

(株)日立ハイテクノロジーより本校へ貸与された卓上電子顕微鏡を用いて、カメムシ類の研究者である安永智英先生のご指導の下、カメムシをはじめさまざまな昆虫類の観察を行いました。電子顕微鏡の鮮明な画像にベトナムの生徒たちは大変感動していました。

写真7
昆虫類の電子顕微鏡観察

平成29年度 活動報告