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活動報告(一般公募コース) 第46号

科学技術を通して理解を深める日・中短期学生交流プログラム

千葉大学・上海交通大学国際共同研究センターからの報告

 7月23日から7月31日の9日間にわたり、さくらサイエンスプランの助成を受けて、中国上海交通大学大学院生10名を千葉大学に招へいし、千葉大学・上海交通大学国際共同研究センター短期学生交流プログラムを実施しました。


写真1
千葉大学正門前にて

 本プログラムは、千葉大学・上海交通大学国際共同研究センターの国際学生交流プログラムの一貫として、毎年企画・実施され、恒例となっています。

 千葉大学や理化学研究所など、バイオメカニクス、バイオロボティクス、および医工学の最先端の研究を実施する施設において、その教育内容や研究を体験させることにより、将来大学院生やポスドクとして日本の大学や研究機関を選んでもらうことを目的としています。

 今年は、主な科学技術関連の交流計画として、本センター所属千葉大学教員による英語特別講義、本センターの千葉大生を交えた英語研究発表会および交流会、日本科学未来館、理化学研究所(和光市)情報基盤センターなどの見学を実施しました。

 また日本文化への興味と理解を促進する内容として、千葉大学国際教育センターが主催する「折り紙・浴衣体験教室」による日本伝統文化の体験と、千葉エリアの工場見学(キッコーマン㈱醤油工場)を組み入れ、短期間の日本滞在を効果的に印象付け、将来的な日本への留学、研究交流、就職などによる再来日を期待できるプログラムとしました。

<英語特別講義>
 5名の教員とそれぞれの研究室が全面的に参画し、英語による特別講義と研究室見学を実施しました。

<学際的な分野を網羅した幅広い研究分野の最先端の研究課題>
 講義と研究室見学を通して紹介しました。

 ★持続可能な社会を拓くバイオミメティクス(生物模倣)(劉浩教授)
 ★高速ビジョン・マニピュレーション(並木明夫准教授)
 ★生体運動制御と機能補助(兪文偉教授)
 ★血球運動のバイオメカニクス(坪田健一准教授)
 ★時間と周波数の制御:デジタル時代のボトルネック(橋本研也教授)

写真2 千葉大学工学研究院劉浩教授の講義
写真3 並木准教授の研究室見学

<英語研究発表会> 
 両校の学生十数名が参加したICRC総合特別講義において英語研究発表会が行われ、千葉大学と上海交通大学の学生たちが熱い議論を交わし、親睦を深めました。

<日本文化体験>
 千葉大学国際教育センターおよび千葉大学生涯学習友の会(けやき倶楽部)の協力のもとで、折り紙教室が開かれ、千葉大学と上海交通大学の学生たちが交流しながら折り紙作りを楽しんでいました。


写真4
千葉大学生涯学習友の会(けやき倶楽部)による折り紙教室

<学外見学>
 ★理化学研究所和光地区(情報基盤センター、仁科加速器研究センター)、
 ★キッコーマン(株)野田工場、
 ★日本科学未来館
 各施設で日本の研究環境、食文化と科学技術を目にし、移動中に日本の生活環境と文化も体験しました。

写真5 理化学研究所和光地区の見学
写真6 理化学研究所和光地区の見学

 今年のプログラム実施期間中は雨の日が多く、関東は例年より涼しかったため、気温40度近い猛暑日の続いていた上海からきた上海交通大学の学生は、大変喜んでいました。

 9日間と期間が短いため、日程がかなり詰まっていましたが、幸いなことにトラブルなく、予定通り無事に終了しました。

 終了後アンケートでは「今回のプログラムを通して、日本の最先端の科学技術に強い感心を寄せており、再び日本を訪ね勉学したい」という声が数多くありました。

 早速、来年度にも千葉大学大学院後期課程ダブルドクターディグリーに進学を希望する学生もいました。


写真7
日本科学未来館の見学

 日本の技術・文化の体験を通して、海外の学生に日本に対する理解と友好関係の醸成につながるだけでなく、日本への留学や研究などの再来日を促進するという目的も、ある程度果たしたと感じております。  ここに本プログラムを支援して頂いたさくらサイエンスプラン、千葉大学および学外の各施設の関係者各位に厚く御礼を申し上げます

平成29年度 活動報告