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活動報告(さくらサイエンス・ハイスクールプログラム) 第23号

ノーベル賞受賞の野依良治博士からのメッセージに感動!

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(第6グループ)

 来日中のアジアや島嶼しょ国の高校生たちは、7月20日(水)、東海大学付属高輪台高校で、2001年にノーベル化学賞を受賞した名古屋大学特別教授の野依良治博士の特別授業を受けました。

 野依博士は自身の生い立ちに触れられ、戦争中に故郷の町が空襲に遭い、戦後の暗い雰囲気の中で成長したことを語りました。そして1949年(昭和24年)に、湯川秀樹博士がノーベル賞を受賞したニュースを聞いて人生が一変し、それが科学を志すきっかけになったと話されました。


アジアの高校生達に熱く語る野依博士

 ノーベル賞受賞の理由となった「触媒による不斉合成(Catalytic asymmetric synthesis)」についての説明は、科学好きのアジアの高校生たちの好奇心をそそり、野依博士の熱のこもった説明に付いていこうと皆、熱心に耳を傾けていました。


ITと化学の共存について質問する中国の高校生

グリーン・ケミストリー(環境にやさしい化学)について質問するサモアからの高校生


環境問題に関する質問をするミクロネシアの高校生

東海大学付属高輪台高校の生徒も質問しました。

 野依博士の研究成果である「BINAP(バイナップ)」という左型、右型の物質を作り分けることのできる触媒は、現在、さまざまな化学物質や薬品、香料の製造に生かされています。博士は「時代は常に変化している」「科学の力で環境を守らなくてはいけないが、次の時代を創るのは君たちだ!」と強く迫りました。

 この日参加した高校生のほぼ半分は島しょ国から来ていますが、海面上昇による水没など環境問題は、それらの国々では深刻な問題になっています。これから母国の発展に大きく貢献できる可能性を持った高校生たちは、野依博士からのメッセージを真剣な面持ちで受け止めていました。


全員で記念撮影

平成28年度 活動報告