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活動報告(さくらサイエンス・ハイスクールプログラム) 第20号

都立小石川中等教育学校とサイエンス交流

さくらサイエンスハイスクールプログラム(第5グループ)

 さくらサイエンスハイスクールプログラム(SSHP)で来日中の第5グループ(中国・シンガポール・ネパール・スリランカ)の高校生たち97名(引率者を含む)が7月12日の午前中、東京都立小石川中等教育学校を訪れました。同校は中学・高校の一貫校で、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)にも選ばれ、理数教育に力を入れていれています。

 今回アジアの高校生を迎えてくれたのは5年生全員の160名で、受け入れにあたっては生徒たちが自主的に交流委員会を立ち上げ、準備を進めたとのことです。

 プログラムは歓迎セレモニーからスタートしました。奈良本俊夫校長をはじめ、代表生徒や司会の生徒の皆さんはとても流暢な英語で挨拶しましたが、それもそのはず、同校は「国際理解教育」にもたいへん熱心に取り組んでいるのです。セレモニー後のチャット(おしゃべり)タイムでも小石川校の生徒たちは積極的にアジアの高校生たちの輪に入り、会話を楽しんでいました。


流暢な英語で挨拶する小石川校の生徒

おしゃべりタイムもすぐに打ち解けて


奈良本俊夫校長もシンガポールの引率者Ang Wee Ling先生とWong Yiu Hang 先生とさっそく意見交換。小石川中等教育学校では来年2月にシンガポールに修学旅行に行くそうです。

お昼も一緒に楽しみました。

 引き続いて理科の実験教室と数学の授業が行われました。物理、化学1・2、生物、地質、数学1・2・3と8グループに分かれ、アジアの高校生たちは小石川校の生徒たちと一緒に実験や授業に参加しました。

 化学では「色を科学的に研究する」実験と「シップ薬と指示薬をつくる」という有機化学の実験が行われました。地質学では地震をテーマに「液状化現象」を再現したり、物理では「気柱共鳴」の実験などを行いました。数学の授業では数式を解いたり、折り紙使って幾何学の問題を考えるなど、クラスごとにユニークなやり方で授業が進んでいきました。


真剣な面持ちで化学の実験

「色の科学」の実験では紫染めに挑戦しました。


地質学のテーマは「地震」。液状化現象を実験で再現します。

物理の実験は「気柱共鳴」。日本人の学生が英語で説明します。


数学の問題に取り組むアジアと日本の生徒たち

数学の問題を回答できたらすぐに大きな紙に書き込みます。


折り紙を使って幾何学の問題を解きます。

 どのクラスも充実した内容で、担当の先生方がこの日のためにテーマ選びや事前準備のために念入りに時間をかけた様子が伺われました。また、授業中は日本の高校生がアジアの高校生に実験方法などを通訳しながら共同作業を進める様子も多く見られ、充実したサイエンス国際交流となりました。


都立小石川中等教育学校5年生と記念撮影

平成28年度 活動報告