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活動報告(さくらサイエンス・ハイスクールプログラム) 第8号

アジアの高校生に東京理科大の秋山教授が数学マジック授業

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(第2グループ)

 さくらサイエンス・ハイスクールプログラムの第2グループA班71名(インド・バングラデシュ・インドネシア・フィリピン)は4月19日、東京理科大学を訪問しました。午前中、数学体験館や近代科学資料館を見学した後、午後は秋山仁教授の数学教室に参加しました。会場には、さまざまな小道具が準備されており、「スペクタクル・マス・マジックショー」と題した授業に、高校生たちは何が始まるのか期待いっぱいです。

活動の様子1
秋山仁先生がまず完成形を見せ、それを観察しながら高校生たちは自分たちでやり方を考えます。
活動の様子2
いよいよマジックショーの始まりです。

 長髪にバンダナのいつものスタイルで迎えてくれた秋山先生は、「水槽は水を溜めるが、噴水は溢れる」というイギリスの詩人ウイリアム・ブレイクの言葉を引用して「皆さんは知識を溜めるだけでなく、創造性を発揮してください」と生徒たちを励まし、授業はスタートしました。

活動の様子3
秋山先生の説明を真剣に聞くバングラデシュの高校生たち
活動の様子4
「うまくハートの形ができたかな」とインドの高校生たち

 まず正三角錐をはさみで切って平面にして、それと同じものをいくつか合わせると、不思議なことにジクソーパズルのようにピタッと合わさるという実演を見せてくれました。これは「4面体タイル定理」と呼ばれている数学理論です。さらに「海老で鯛を釣る」という日本のことわざを引用しながら、紙で折ったエビを5つに切ると本当に鯛の形になる実演や、鉄棒の上のブタ(切頂八面体)が1回転すると、表面全体が内部に隠れるように裏返しになり、ハム(直方体)に変身する表裏逆転変身立体など、次から次へと数学理論がまるでマジック・ショーのように目の前で展開していきます。

活動の様子5
ひとりひとりに声をかけながら数学教室は進んでいきます。
活動の様子6
秋山先生の手元に全員の視線が集まります。

活動の様子7
高校生たちは次から次へと先生に質問します。
活動の様子8
教室終了後、テキストに秋山教授のサインを求め列をつくる生徒たち。

 高校生たちも手元に配られた細い紙テープで正方形やハートを組み合わせた形をつくったり、トポロジーの世界を体験しています。そのほか、2進法を使った数字当てクイズなど、15もの実演を楽しみながら同時に数学の定理や理論を学んでいくという、まさにスペクタクル数学マジックショーの3時間でした。

活動の様子9
最後に全員で記念撮影

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