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活動報告(一般公募コース) 第345号

日本の優れた水処理技術・廃棄物処理技術を学ぶ

山口大学工学部からの報告

 山口大学工学部では、平成29年3月4日から3月10日にかけて、さくらサイエンスプランにより、インドネシア・ブラビジャヤ大学より学部学生10名、引率教員1名を招へいしました。

<3月5日>

 午前中、山口大学工学部にてオリエンテーションを行った後、午後は昼食も兼ねて常盤公園(常盤湖)で水質調査とサンプリング(4地点)を行いました。

写真5
常盤公園入り口にて集合写真
写真2
常盤湖での水質調査(溶存酸素濃度やpHを測定)とサンプリングの様子

<3月6日>

 日本における廃棄物処理工学及びリサイクルに関する講義を受講し、午後は、昨日サンプリングした常盤湖の水の水質(アンモニア濃度、硝酸濃度、亜硝酸濃度、リン酸濃度、COD濃度)を測定しました。その後、測定結果について大変活発なディスカッションが行われました。

写真1
実験室での水質分析(とても興味を持って実習いただいた)

<3月7日>

 午前中、プラスチックのリサイクル工場を見学しました。プラスチックのリサイクルのためには、排出時の分別が大変重要なことに驚きながら(自国・インドネシアでは分別は一般的でないため)、それでも十分に理解してもらえました。

写真3
プラスチックのリサイクル工場玄関前での集合写真

 午後は広島にバスで移動し、太田川放水路干潟の見学、平和公園と平和記念資料館での平和学習を行いました。大変ショックを受けていましたが、「二度とこのような惨事を起こしてはならない」とのメッセージは十分に伝わったと思います。

<3月8日>

 午前中、下水処理工学に関する講義を受講し、午後は宇部市内の下水処理場と、廃棄物焼却場+リサイクルプラザを見学しました。

 下水処理場では、地下の配管やポンプ施設も見学させていただき、その大きな地下空間の設備に大変驚いていました。水環境を保全していくための、下水処理施設の重要さを理解しました。

 廃棄物焼却場+リサイクルプラザでは、ゴミの焼却のみならず、焼却灰さえも高温(1450℃)で溶融し、スラグ(建設材料)としてリサイクルしていること、また、ゴミ処理に大変お金がかかっていることを学びました。

 リサイクルプラザでは、ゴミとして出されたもので、まだ使えるものをきれいにして格安で市民に販売しています。それらのリユーズの品々を、とても興味深そうに見入っていました。

<3月9日>

 午前中上水処理工学に関する講義を受講し、午後は福岡にバスで移動して、福岡市内の海水淡水化プラント(まみずピア)を見学しました。

 3段階の膜処理によって、全く塩分の味がしない水になることにまず驚き、また一方でほとんどのミネラル分が膜処理によって取り除かれてしまい、淡泊な味になることにさらに驚いていました。

<3月10日>

 午前中、宇部市内の浄水処理場を見学し、飲める水をつくる工程を興味深そうに見入っていました。午後は、この1週間の体験をスライドにまとめ、山口大学工学部にて発表会を行いました。

写真4
浄水処理場での見学の様子
写真6
浄水処理場での見学の様子

平成28年度 活動報告