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活動報告(一般公募コース) 第328号

研究室インターンシップ・ロボットワークショップによるものづくり体験

芝浦工業大学からの報告

<概要>

 芝浦工業大学は、さくらサイエンスプランによる助成を受け、2017年2月13日から2月22日の期間にて、タイのスラナリー工科大学より機械工学、材料工学を専攻とする学部生10名を招へいしました。

 プログラム期間中は、本学の研究室インターンシップにて専門的な研究内容について学ぶだけでなく、ゼロから組み立てたオリジナルロボットで競技をするロボットワークショップや、浴衣の着付け体験、日本未来科学館などの科学施設見学、そしてフィールドトリップでの都内散策等、様々な角度から、複眼的に日本を体感することが出来るプログラムとなりました。

 また、生活面のケアを本学学生が担当し、両校での国際交流の活性化にも繋げることができました。

<オリエンテーション・文化体験>

 招へい者一行は、2月13日に日本に到着し、翌日の14日に行った芝浦工業大学豊洲キャンパスでのオリエンテーションより、本格的にプログラムがスタートしました。

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来日初日

 オリエンテーションでは本学が行っている研究や、グローバル化に向けての取り組みなどの概要、そして本プログラムの背景やスケジュールに関する説明をした後、教室を出て本学学生の案内のもと、キャンパス内の研究設備や学修環境を見学しました。

 その後、ウェルカムパーティを行い、本学学生や教職員との国際交流を図ることが出来ました。

 午後はキャンパス内の和室にて、日本の衣服に関する文化や浴衣着付けを学び、最終的には自分で着付けが出来るまでになりました。招へい者が日本ならではの文化に触れると同時に、また着付けを教えていた本学学生も逆にタイの文化を教えてもらうなど、積極的な交流が行われていました。

<ロボットワークショップ>

 15日、16日はロボットワークショップを実施しました。このロボットワークショップは、本学の教育・研究成果を地域社会に還元し、また学びの場を提供することを目的として開講している公開講座のひとつであり、今回は招へい者に2日間のプログラムを提供しました。

 1日目に招へい者はロボットの組み立てを行い、2日目は自身のストラテジーを考えながら装飾を行いました。完成後はまずデザインコンテストにて優秀な作品を本学の学生及び教職員の投票より決めました。

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ロボット作成
写真3
完成ロボット

 その後はバトルコンペティションを行い、トーナメント制でロボット版の相撲試合を行いました。毎試合、プレイヤーもオーディエンスも大変白熱した試合となりました。

 このワークショップを通し、自らの手で完成を目指すことの面白さや、日本の精緻なモノづくりへの理解、そして同じ材料でもアイディア次第で勝敗の差が出る、ものづくりの奥深さを体感することが出来ました。

<研究室見学①>

 17日は、本学の工学部機械機能システム学科の高崎教授の研究室を訪問し、教授並びに所属学生の案内のもと、環境に配慮した先進材料に関する研究や、研究用機材等の説明をしました。

 同年代の日本の学生の専門内容や学修環境について、興味深い面持ちで話を聞いていました。

<都内見学①>

 18日は本学学生の引率のもと、都内見学を実施しました。午前中は日本科学未来館を見学し、日本の技術に関する理解を深めることができました。特に、ASIMOの二足走行を間近で観ることができたのは招へい者にとって大変印象に残ったようです。

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未来館見学

 午後にはトヨタミュージアムを見学し、日本を代表する企業の一つであるトヨタ自動車の生産技術の遍歴を知ることが出来ました。

<都内見学②>

 19日は前日に引き続き、本学学生の引率のもと都内見学を実施しました。午前中は浅草を訪れ、日本の文化に触れることは勿論のこと、美観やバリアフリーなど、住む人・訪れる人のことを考えた街作りの工夫を発見することが出来ました。

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文化体験

 午後には高度技術社会推進協会(TEPIA)を訪れ、体験型の展示物を通じて、最先端の科学技術や日本のモノづくりのノウハウに触れる機会となりました。

<研究室見学②>

 20日は、本学にて工学部機械機能工学科前田教授の研究室を訪問し、前田教授より、やわらかい素材 ”ソフトマテリアル” をベースとしたデバイスに関する研究についてのレクチャーを受け、その後研究室内の施設を見学しました。

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研究室訪問

 専攻が一致する招へい者だけでなく、他専攻の招へい者も日本の最先端の研究内容には興味があるようで、自分の研究分野と関連づけながら話を聞いていました。

<成果発表>

 21日はプログラム最終日となり、約1週間のプログラムを通して、招へい者が本学の研究室見学やロボットワークショップ、都内見学、および学生との交流等を通して、学んだこと・体験したことについての発表を行いました。

 その後、本プログラムを通して協力してくれた本学学生とともに、フェアウェルパーティを実施し、プログラムは終了となりました。

<招へい者の感想>

I'm deeply impressed by this Sakura project. I have really enjoyed in every activities here and I want to participate in others program in Japan again. Thank you so much for the valuable opportunity.

平成28年度 活動報告