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活動報告(公募計画コース) 第267号

広島・重慶の友好関係発展をめざす重慶市高校生との科学技術交流

ひろしま国際センターからの報告

 (公財)ひろしま国際センターは、さくらサイエンスプランの支援を得て、2016年12月7日~13日、7日間の日程で、四川省重慶市の教科文国際交流センターの推薦を得て、科学技術分野(特に農業科学と農業技術)に関心を持つ重慶市内の高校生10名、および引率教員1名を招へいしました。

 招へいした高校生は、重慶市の重点校6校(重慶育才中学校、重慶市巴蜀中学校、重慶南开中学、重慶市第七中学校、重慶第一中学校、重慶市第十一中学校)の日本の科学技術分野に高い関心を持つ成績優秀者で、日本の農業科学技術を支える研究機関や教育現場(高校・大学)の視察や学生交流を熱心に、かつ精力的に行いました。

<1日目>

 招へい者一行11名が広島空港に夜8時過ぎに無事到着しました。

<2日目>

(1) オリエンテーション、開講式
 ひろしま国際プラザの研修室で、オリエンテーションを行った後、開講式を行いました。

写真1
12/8 開講式でひろしま国際センターのスタッフと集合写真

(2) 中国電力㈱エネルギア総合研究所
 この研究所ではエネルギーや環境に関する研究がされており、総括グループ長から「エネルギーと電気」というテーマで講義を受けた後、質疑応答を行いました。その後、高電圧実験棟での落雷実験と電気自動車の試乗を体験しました。


12/8 中国電力エネルギア研究所で講義

(3) 国立大学法人広島大学
 生物圏科学研究科を訪問し、動物班と植物班の2班に分かれ、研究科の学生たちの指導を受けながら実験体験を行いました。動物班5人は受精卵の雌雄を判別する実験を、植物班5人は植物の葉からDNAを抽出する実験を体験しました。

写真3
12/8 広島大学で学生の指導を受けながら植物細胞からDNAを採取する実験

(4) 日本文化体験(いけばな)
 ひろしま国際プラザの研修室でいけばな(華道)を体験しました。

写真4
12/8 ひろしま国際プラザでいけばな体験

<3日目>

(1)広島県立西条農業高校
 同校が取り組むスーパーサイエンススクール課題研究について、別のプログラムで来校中のオーストラリアの高校生とともに、同校生徒から説明を受け質疑応答をしました。

写真5
12/9 広島県立西条農業高校で同校生徒やオーストラリアの高校生とフリートーキング

 その後、4班に分かれて3ヶ国の生徒たちによるフリートーキングの後、学内を見学し、各クラスに分かれて同校の生徒と一緒に昼食をとりながら交流しました。

 午後は、4班に分かれ、生物工学や測量などの実験を同校生徒とともに体験しました。

<4日目>

(1) アヲハタジャムデッキ
 工場見学とアヲハタジャムの特長や当社の取り組みなどの説明を受けジャムづくりを体験しました。

写真6
12/10 アヲハタジャムデッキでジャム作り体験

(2) 広島平和記念公園
 平和記念資料館を見学した後、原爆の子の像、原爆ドーム、爆心地を見学し、戦争の悲惨さと平和の尊さを学びました。

写真7
12/10 広島平和記念資料館を見学

<5日目>

(1) ホームビジット
 東広島市地域の伝統的な造りの赤瓦家屋を訪問し、室内を見学、和菓子をごちそうになりました。

写真8
12/11 地域の伝統的家屋を訪問

(2) 宮島
 日本三景の一つで世界遺産でもある宮島を訪問し、厳島神社を拝観したほか、名物のもみじ饅頭作りを体験しました。

写真9
12/11 世界遺産宮島を訪問

<6日目>

(1) 広島県立西条農業高校
 再び訪問し、畜産科の生徒とともに、ウィンナー作りを体験しました。

写真10
12/12 再び西条農業高校を訪問し同校生徒とウィンナー作り

(2) 広島県立農業センター果樹試験場
 中国語を流暢に話す研究員の案内で、柑橘類の生産に関する研究について説明を受け、試験場を見学しました。

写真11
12/13 広島県立農業技術センターを訪問し中国語で「ミカンの主幹形栽培」の講義

<7日目>

 広島空港を朝9時過ぎの飛行機で、上海経由で重慶市に無事帰国しました。

 帰国数日後、招へい者の皆さんから感想文が届きました。

 感謝の言葉とともに、「日本人がフレンドリーでびっくりした」「日本の環境は素晴らしい」「日本でいろいろ学びたい」「日本の科学技術と文化の力を感じた」「日本への理解が深まった」「また来たい」などと記されており、彼らが日本で充実した時間を過ごし、また、日本を将来の留学先として視野に入れた生徒もいることがうかがえます。

 今回の受け入れにご支援をいただいたさくらサイエンスプランの皆様に感謝申し上げますとともに、今後ともこうした機会をアジアの多くの青年たちが体験できるよう、期待しています。

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