2016年度 活動レポート 第131号:東京理科大学理工学部

2016年度活動レポート(一般公募コース)第131号

中国・昆明理工大学学生と多言語を使っての日中交流プログラム①

東京理科大学 理工学部からの報告

さくらサイエンスプログラムの支援を受け、11月16日~11月23日の日程で中国・昆明理工大学から学生10名・引率教員1名を東京理科大学に招き、科学技術交流プログラムを実施しました。

一行は11月16日に到着し、翌17日の午前中に東京理科大学野田キャンパス内で開会式を行いました。

その後光触媒国際研究センターを見学し、光触媒の基礎的な知識や応用例の説明を受け、日本の最先端の科学技術や文化に触れました。

同日午後、麗澤大学日本語教育センターの齋藤茂先生による1回目の日本語授業に続き、明治大学の川野明正先生から、中国語での「日中文化比較」の講義を受講し、特に日本文化と雲南少数民族文化の異同から両国の文化関連を考察し、皆感慨深そうに話しを聞き入っていました。

日本語授業の様子

18日の午前中は、日本語で自己紹介を行った他、自分の趣味の話を日本語で行うなど、その上達ぶりを互いに披露するとともに、笑いの絶えない和やかな授業となっていました。

その後、滞在中に訪問予定の富岡製糸場と長野県小布施町の歴史に関する事前学習も行いました。また同日午後は、研究室ミニ・インターンシップとして、訪問学生たちは3組に分かれて、専門に近い研究室を訪問しました。

その後、日本文化体験として、小澤博先生、二ノ宮到先生から剣道について学びました。最初にお二人の先生から2種類の型の披露を行っていただいた後、皆さんも防具を装着し、華麗なる女剣士と逞しい男剣士が誕生すると同時に、「面」、「胴」という勇ましい声とともに竹刀を元気よく振り剣道の基礎を学びました。

華麗なる女剣士

夕刻には、招へい学生と東京理科大学・野田キャンパスの学生たちが、双方の大学紹介、キャンパスライフ紹介などを行う、学生交流会を開催しました。

招へい学生からは、故郷紹介にて、昆明の現在のモダンな街並みや伝統的な食文化、そして、民族衣装や楽器、そして昆明理工大学と彼らの大学生活を紹介しました。東京理科大側からも、大学紹介や留学生による生活紹介、そしてマジックショーや歌、ギター伴奏などを披露し、拍手と笑いの絶えない大変にぎやかな交流会となりました。

本交流会は学生、教員が参加し、会場は、英語、中国語、日本語による多言語でのコミュニケーションが図られたことが非常に印象的でした。

交流会スタート!(ジュースで)乾杯!