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活動報告(公募計画コース) 第122号

日本の森林研究と文化にふれる

国立研究開発法人森林総合研究所からの報告

 さくらサイエンスプランにより、中国湖南省長沙市の中南林業科技大学風景園林学院から、引率教員(1名)と大学院生とポスドク(10名)の計11名を10月23日から30日まで(8日間)招へいし、森林総合研究所の本所(つくば市)で受入れました。

 当所と中南林業科技大学風景園林学院とは、MOU(Memorandum of Understanding)を締結し協力体制を築いてきました。この交流プログラムでは、森林研究に関する最先端技術や日本の森林や文化について学ぶことを目的とし、研究交流セミナーを行い両国の研究者や大学院生に交流の場を提供しました。

10月24日

 本所にて、オリエンテーション、研究交流セミナー、記念植樹と施設見学を行いました。研究交流セミナーでは、当所の職員、筑波大学の大学院生、および全招へい者が話題提供を行い、交流を行いました。記念植樹では林木育種センターから提供を受けた苗木を本所の樹木園に植樹しました。招へい者が再び来日した時には、どれくらい成長しているのか楽しみです。夜は食堂にて当所の研究担当理事をはじめ、関係者が出席して歓迎会を開催しました。


本所玄関前で記念撮影

研究交流セミナーの様子


樹木園で植樹

10月25日

 筑波実験植物園を訪問し、園内の様々な植物を観察しました。次に筑波大学に移動して、農林技術センターで演習林や農場での教育研究について説明を受けました。さらに森林生態環境学研究室のセミナーで、招へい者の4名が話題提供をして研究交流を行いました。


筑波大学での研究交流セミナーの様子

10月26日

 多摩森林科学園(八王子市)を訪問しました。業務の概要や主な研究成果(環境教育、里山保全やサクラの分類)について、園の職員から説明を受けました。サクラの園芸品種の中には中国に由来する品種もあり、大変興味深かったようです。午後は樹木園と展示館(森の科学館)を見学しました。


多摩森林科学園の樹木園を見学

10月27日

 林木育種センター(高萩市)を訪問しました。中国原産の針葉樹であるコウヨウザンについてのセミナーを行い、センターの職員と招へい者が話題提供を行いました。午後は、苗畑、隔離圃場や種子貯蔵庫などを見学して、林木育種の現状について説明を受けました。


林木育種センターでのセミナーの様子

10月28日

 東京農工大学農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター(フィールドミュージアム唐沢山)を訪問し、道路の造成などを行った場合に出来る斜面(法面)の緑化施工に関わる試験地を見学し、説明を受けました。


フィールドミュージアム唐沢山で法面緑化試験地を見学

10月29日

 明治神宮の森(今から約100年前に造成された人工林)を見学し、荒野から森林が成立していく過程を学びました。午後は江戸東京博物館を訪問して、日本の文化に触れました。


明治神宮の森を見学

 最後に、有意義な交流の機会を与えていただいたことを、さくらサイエンスプランの関係者の皆さまに感謝いたします。また、さまざまな依頼を受入れて下さった皆さまや、事務を担当してくださった皆さまのご協力がなければ、今回の活動を無事に終えることはできませんでした。ありがとうございました。

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