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活動報告(公募計画コース) 第4号

中国・台湾の大学生たちが福島で復興支援プログラムに参加

会津大学グローバル推進本部からの報告

 会津大学では、さくらサイエンスプランの支援を受け、2015年8月31日~9月8日の9日間、中国・大連東軟信息学院より5名、太原理工大学より4名、台湾・淡江大学より1名の学生を招聘し、本学の学生5名と共に「福島復興支援プログラム」を実施しました。

 このプログラムは「会津の魅力とデザイン思考の学習」「ICTを活用した復興支援」「被災地の現状理解」「ふくしまの魅力の創出」を活動テーマとし、拠点を会津、中通り、南相馬の福島県全域としただけでなく、講義場所や講師陣も多種多様な、パワフル且つハードなプログラムでした。しかし、参加学生たちはすぐに打ち解け、疲れもみせることなく、楽しく有意義な時間を過ごしていました。


オリエンテーションの様子

 座学の講義会場となった会津大学先端ICTラボ(LICTiA)や福島県立博物館(会津若松市)では「ICTを活用した復興支援」「復興の建築学、町の再建」等の復興に関する講義をはじめ、「最新のロボット動向」、「Mathematics and Design」「Wearable Computer」等のICT関連の講義やDesign Thinkingの講義を行いました。


ICTを活用したものづくりを見学

 フィールドワークでは若松城などの歴史的建造物や、3Dプリンターやレーザーカッターを使用し、ハードウェア作成やアプリ+ハードウェア開発ができる設備を備えたものづくり施設であるFab蔵の見学をはじめ、被災地のひとつである小高区(避難指示解除準備区域)を訪れ、立入りが許可されている昼間のみの限られた時間の中で、町の再建に努める現地の方々と交流しました。


フィールドワークでの一コマ

現地の方へのインタビューの様子

 小高区に帰還を検討している住民の暮らしを支えるビジネスの創出を目指し立ち上げた『小高ワーカーズベース』では、住民や来訪者の拠点づくりのためのオフィススペース設置や仮設スーパー開設準備等についての想いや経緯を、町内唯一の食堂『おだかのひるごはん』では、飲食店やコンビニが再開していないため昼食の調達が困難な除染者復旧作業員の方たちのために、温かい食事を提供したかった、という話を伺いながら、学生たちはそれぞれに被災地の現状を感じていたようです。また、地元産業の手仕事(織物)で再建を図る「浮舟の里」を訪ね、養蚕から製糸、そして織機で製品に仕上げるまでを見学しました。

 また、プログラム期間中は、夕食後に(時には食事をとりながら)各チームに分かれその日の振返りを行いました。




その日の振り返り・ミーティングの様子

 フィールドワークや講義演習等、実際に体験して得た知見をもとに、各チームがそれぞれまとめた復興プランのプレゼンテーションを行い、プログラムの成果として母国へ持ち帰りました。ICTを活用した斬新なアイディアが多く、実際の復興の一助になれればと思います。


復興プランのブレーンストーミング

 招聘学生は今回のプログラムを通し、日本・福島に対し大変興味を持ったようです。日本への留学を考えている学生もいました。今後、招聘学生が母国と日本との架け橋になることを期待します。


参加学生一人一人への修了証書授与

活動報告