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活動報告(さくらサイエンス・ハイスクールプログラム) 第33号

「宿題はやらなかった」と言って沸かせた益川敏英先生の講演
東海大付属高輪台高校で展開された日中高校生交流

国立研究開発法人科学技術振興機構

さくらサイエンスプラン高校生第4グループとして来日中の一行は、7月17日、東京の東海大付属高輪台高校を訪問し、多彩な交流を展開した。
まず、ノーベル賞受賞者の益川敏英博士が、20世紀の物理学の発展について、学術歴史をもとに語り掛けた。

量子力学の勃興とアインシュタインが提唱した相対性理論によって、20世紀の物理学の自然法則の基本的な仕組みが出来上がってきた歴史を語って聞かせた。

こうした学問的な話だけではなく、自身の子ども時代からの話も語った。その中でも生徒たちを沸かせたのは「自分は勉強嫌いで宿題など何もしなかった」「名古屋大学の入試試験のときも苦手な英語は0点でも合格する戦略をたてた」「大学院の入試でもドイツ語の試験は白紙で出した」などのエピソードを語り、高校生たちを沸かせた。

質疑応答では、「10次元の世界はどうなっているの?」「物理学と哲学との接点はどうなっているの?」「科学者として、勉強に取り組むアドバイスは何か?」などを趣旨とした質問が出され、益川先生は丁寧に自身の考えを述べていた。


東海大学付属高輪台高校で講演する益川敏英先生(左)

生徒からも活発な質問が出された。


講演の後に益川先生を囲んで全員で記念撮影


益川先生(右)と東海大付属高輪台高校の片桐知己治校長先生。

終了後には学生食堂でランチを囲みながら、再び生徒たちと談笑した。最後に中国からの生徒を代表して安徽省からきた女生徒が「困難なことに遭遇しても楽観的に考えるという先生の言葉を聞いてとてもよかった。自分が取り組むテーマがあったら、最後までやり遂げることの大切さを先生から学んだ」と謝辞を述べた。


食堂ではランチを囲んで生徒たちの談笑が弾んだ。

中国の高校生代表が益川先生にお別れの謝辞を述べた。

また高輪台高校の代表は「学問の根底のことを教えていただいた。興味が尽きない話であり理解できないこともあったが、これからこれを補えるように頑張って勉強したい」と感謝の言葉を述べた。

この後、同校のアリーナへ移動し、吹奏楽部の歓迎演奏になった。同校の吹奏楽部は、全国大会で常勝の実力校であり、素晴らしい演奏には中国の高校生も度肝を抜かれていた。
続いて、同校の生徒と中国の生徒が一体となって楽しいゲームに入った。

4チームに分かれてジェスチェアゲームを行い、楽しいひと時を過ごした。あっという間の時間だったが、高校生たちは大満足の様子で、最後の別れを惜しんだ。


東海大付属高輪台高校の吹奏楽部の演奏は素晴らしかった。さすが全国大会の常勝チームである。

楽しいゲームを行ったあとにみんなで集合した記念写真。

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