さくらサイエンスプランHOME > 活動報告 > さくらサイエンス・ハイスクールプログラム > 第22号

[本文]

活動報告(さくらサイエンス・ハイスクールプログラム) 第22号

理研(和光)の世界最大級のサイクロトロンに圧倒
高校生特別コース(第3グループ)

国立研究開発法人科学技術振興機構

 7月10日(金)、高校生特別コース第3グループの1班30名(中国20名、シンガポール10名)は、理化学研究所和光地区を訪れました。まず最初に、同研究所の全体の説明がありましたが、なかでも3、000名の研究員のうち700名が外国人、そのうち中国は150名で一番多いとの説明に中国の高校生たちは興味をひかれたようでした。


まずは理化学研究所の説明からスタートしました。

 その後、仁科センターの「RIビームファクトリー」を見学しました。解説をしてくれるのは、5年前から同センターで研究を続けている北京大学出身の王博士です。高校生にもわかるよう原子核の構造や新元素の発見など、丁寧に説明してくれました。


王博士が原子核や新しい元素について説明してくれます。


「高校生の皆さん分かったかな?」と少し心配そうな王博士



RIビームファクトリーの内部はまるで大きな工場のようです。


さまざまな実験装置に皆、興味津々です。


 そしていよいよ史上最強のビーム強度を誇る超伝導サイクロトロンSRCの実物の見学です。全体が純鉄のシールドで覆われたSRCは総重量8,300トンの「鉄の塊」で、重量、大きさともにこのタイプでは世界最大級です。
 高校生たちは最初、その大きさに圧倒されていましたが、王博士の分かりやすい説明もあって次々と質問を投げかけます。なかには核融合の原理など、相当レベルの高い質問もあり、さすが科学者志向の高校生たちだけに興味はつきません。


超伝導サイクロトロンSRCの実物に皆一斉にシャッターを切ります。


サイクロトロンを前に記念撮影のシンガポールの高校生


 熱心に見学しているのは高校生たちだけではありません。彼らを引率してきた先生方も同様です。
 シンガポールの Dunman High School で物理を教えているLim先生は、「今まで本や文献などでは知っていましたが、実際に見て鳥肌がたちました」と興奮を隠せない様子です。

 高校生たちが王博士や同センターの研究員、そして引率の先生に次々と質問を浴びせている様子を見ていると、まさに生きた科学授業とはこういうことなのだなと納得した理研(和光)訪問でした。


次々と質問を浴びせかける高校生たち


理系高校生たちの興味は尽きません。最後の最後まで質問攻めです。



中国からの研究員、王博士を囲んで記念撮影

活動報告