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活動報告(公募計画コース) 第250号

静岡の有名輸送機械産業で学んだインドネシアの学生たち
静岡大学からの報告

 本プログラムでは、11月9日(月)から11月18日(水)まで、インドネシアのガジャマダ大学から10名の学生をさくらサイエンスプランで招聘しました。

 本学工学部の位置する静岡県西部地域では、スズキ自動車やヤマハ発動機をはじめとする輸送機械産業が盛んで、本学部はそれら企業との間で多くの共同研究も実施しています。本プログラムでは輸送機械企業の取り組みや、輸送機械に関連する先端研究を幅広く学ぶことを目的としていました。招聘学生は機械工学系、電気電子情報工学系、化学工学系の主に学部生で、彼らは滞在期間中に、様々の専門分野の視点から新しい輸送機械について学びました。

 研究室見学で招聘学生は、機械系、電気系、化学材料系で合計8つの研究室を見学し、ベアリングレスモーター、プラズマ応用、新半導体技術、環境改善など様々の研究内容について紹介を受けました。学生は熱心にそれらを聴き、質疑応答も活発でした。

活動の様子1
機械系研究室の見学
活動の様子2
電気系研究室の見学

 企業見学として、スズキ自動車およびヤマハ発動機を訪問しました。はじめに招聘学生は本学部のスズキ寄附講座の教員から企業の取り組みやアセアン地域での自動車産業の課題などの講義を受けました。スズキ自動車歴史館の見学では、担当者から自動車の製造過程に関する説明のほか、企業の沿革や海外展開、今後の展望などの説明を受けました。ヤマハ発動機では、実際の組立工場の中を見学し、二輪車が生産されていく様子を間近に見ることとなりました。また、ヤマハ発動機のインドネシア現地法人で採用されたインドネシア人の担当者から、インドネシアでの二輪車の生産に関する説明も受けました。

活動の様子3
スズキ歴史館の見学
活動の様子4
ヤマハ発動機の見学

 本学部には学生フォーミュラサークルSUMがあり、フォーミュラカーの設計・製造を学生自ら行っています。招聘学生はこのフォーミュラサークルを見学しました。招聘学生は自動車の設計や、バジェットの問題などを、サークルの学生に質問していましたが、英語でのやりとりだったため、サークルの学生が頑張って返答している様子が見られました。学生同士ということで、ざっくばらんな質疑が行われ、双方の学生にとって有意義なものとなりました。

活動の様子5
学生フォーミュラサークル訪問

 その他、学生らは滞在期間中にいくつかの施設を見学しました。その一つとして中部電力浜岡原子力館がありました。浜岡原子力館では日本のエネルギー事情や原子力の役割がわかりやすく展示されており、招聘学生は、そのことを興味深く学びました。また浜松市科学館の見学では、科学技術を子どもを含め社会に啓蒙するための施設のありかたについて学びました。

活動の様子6
浜岡原子力館の見学
活動の様子7
浜松市科学館の見学

 本学では今年度より新しい留学プログラムとしてアジアブリッジプログラム(ABP)を立ち上げました。将来の本学や日本の大学への留学の参考となるよう、学生にこのプログラムを紹介し、また、現在、本学に留学しているインドネシア人学生との交流の機会を設けました。

活動の様子8
留学プログラムの説明
活動の様子9
学部長より修了証の授与

 招聘学生は今回のプログラムを通して、日本に大変興味を持ったようです。日本への留学も考えている学生も何人もおりました。今後、招聘学生が日本との架け橋になることを期待しています。最後に、このプログラムの実施にあたりJST、ならびに見学を受け入れてくださった企業や施設の皆様、関係各位に感謝いたします。

活動報告