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活動報告(公募計画コース) 第197号

山東大学の学生が富山でアルミ合金について学ぶ
富山大学大学院理工学研究部(工学)からの報告

富山大学

 平成28年3月1日~3月9日の日程で、富山大学大学院理工学研究部(材料機能工学専攻)において、山東大学材料学院修士課程及び博士課程の学生10名と教授1名を受け入れ、さくらサイエンスプランによる交流を実施しました。

 この交流プログラムは、環境・エネルギー問題の解決策として大量輸送機関の軽量化に対応すべく、自動車・鉄道車両等の生産と保有が著しく見込まれる東アジア地域の次世代を担う大学院学生に対して、本学材料機能工学専攻の教員が地域企業との連携により培ってきた「アルミ合金の先端研究と先進的製造技術」を学ぶ機会を提供することで、「持続可能な社会の構築」を我が国の若手研究者・技術者とともに共創できる人材育成を行うものです。

 到着2日目に、オリエンテーション及び軽金属(アルミニウム合金、マグネシウム合金)の製造・鋳造に関する講義とアルミニウム合金の鋳造実習を行いました。また、昼には学科教職員とプログラム参加者の歓迎昼食会、夜には工学部長、副工学部長、材料機能工学専攻の教職員・大学院生・担当事務局の事務職員とプログラム参加者とで歓迎会を行いました。


高岡地場産業センターでの鋳造実習


高岡地場産業センターでの鋳造実習

 3日目には、午前中にアルミニウム合金の腐食・紡織・表面処理に関する講義を行い、午後には学長表敬及び金属合金の溶接特性に関する講義と実習を行いました。そして翌日には、地元のアルミニウム製造企業である三協立山株式会社を訪問しました。また、午後には高岡地場産業センターで鋳造実習を行い、錫の杯を作製しました。

 週末には、北陸の歴史と文化を学ぶ目的で、富山県南砺市の相倉合掌造り集落と石川県金沢市の兼六園・金沢城を見学しました。

 6日目には、午前中にアルミニウム合金のナノ組織観察に関する講義を行い、午後には組織観察データの解析に関する演習を行いました。そしてその翌日には、地域企業のYKKAP株式会社を訪問しました。

 8日目には、プログラム参加学生と本学の材料機能工学専攻学生の混成5チームによる「アルミニウムを利用した工作実習コンテスト」を実施しました。テーマは、“ビルの4階から落下させる生卵を保護する器具をクッキングフォイルで作製すること”。コンテストの後に、プログラム参加学生と本専攻学生による討論会と送別会を行いました。


工作実習での様子

学長表敬の様子


工作実習での様子

討論会の風景


送別会でのビンゴゲーム

修了証授与式


修了書授与式

 この交流を通して、両校の大学院生の交流が活発に行われました。山東大学材料学院へのアンケート結果は、全員が今回の日本訪問について” Very satisfied”と回答していました。

活動報告