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活動報告(公募計画コース) 第177号

インド・インドネシアの大学院生との共同研究プログラム
熊本大学大学院自然科学研究科物質生命化学専攻 准教授
冨永昌人さんからの報告

熊本大学

 12月8日(火)~12月22日(火)の期間で、インドのガンジールーラル研究所の大学院生であるN. S. K. Gowthamanさん、インドネシアのスラバヤ工科大学の大学院生であるN. S. A. Kiswiyah さん、をお迎えして共同研究活動プログラムを実施しました。

 本プログラムでは、ナノカーボン電極の作製法とその評価ならびにセンサ測定への応用に関する研究活動を行うと共に、熊本大学の学生とのディスカッションや双方の研究紹介に加えて、同時期に日本学術振興会外国人招聘研究者(短期)として滞在されていたChuanjian Zhong教授(State University of New York at Binghamton)のサジェスチョンなども頂くことができて、参画者全員にとって極めて実り多き共同研究活動プログラムが実施できたと考えています。

 熊本大学大学院自然科学研究科(物質生命化学専攻)における活動の様子をご紹介します。

 Gowthamanさんは、インドのチェンナイ国際空港からの出国予定でしたが、直前の大洪水のためチェンナイ国際空港が閉鎖され、急遽出国の空港を変更して、予定通り、12月8日に熊本に到着することができました。Kiswiyah さんも予定通りの熊本到着でした。長旅に加えて、両名とも初めての海外で疲れた様子でしたので、初日は簡単な説明と保険の手続きを行ってもらいました。

 2日目は、自己紹介、日程説明、共同研究内容のディスカッション、キャンパスツアーとラボツアーを行い、翌日からの共同研究のための準備をしました。そして3日目から本格的な共同研究実験がスタートしました。


研究室にて

研究室にて

 本共同研究の基板電極となるカーボンナノチューブ合成法やその評価法などを習得して頂きました。熊本大学の大学院生にとっても実験操作を英語で説明するための良い経験になりました。

 Zhong教授も交えて、熊本大学の学生による英語の研究発表を行って、お互いに議論することができました。また、Zhong教授による特別講演も開催して、二人にとっては今後の研究展開の刺激になったようでした。


Zhong教授を交えて、熊本大学の学生による研究発表を行いました


Zhong教授とともに

 帰国前日の12月21日に、本プログラムの共同研究成果について発表して頂きました。極めて短期間ではありましたが、両名とも集中して研究に取組み、立派な研究成果を挙げられたことに感心するとともに、共同研究の足がかりを築くことができたことを大変嬉しく思いました。留学生と熊本大学の学生から、これまでの交流についての感想も発表してもらい、最後に、修了証書の授与式を行いました。


2人に修了書を授与しました

 帰国前夜に、熊本大学近くでフェアウェルパーティーを行いました。食文化、将来の希望、大学の学費、生活経費など話が広がりました。特に、本プログラムに参加することになった経緯はとても興味深いものがありました。熊本大学の学生からのプレゼントもあり、共同研究の成果はもとより心暖まる初めての海外滞在であったと思っています。


熊本大学近くでフェアウェルパーティを行いました。


フェアウェルパーティの後で

 さくらサイエンスプランによる今回の交流活動の成果は、本学とガンジールーラル研究所ならびにスラバヤ工科大学の今後の学術交流の発展のみならず、両国の友好関係にも大きく貢献するものと確信しています。

 本プログラムを実施するにあたり、ご協力いただきました本学の教員、事務職員の皆様ならびにプログラムの成功に多大な貢献をしていただいた本学の大学院生に感謝いたします。また、多大なご支援をいただきました科学技術振興機構のさくらサイエンスプランに深く感謝いたします。


熊本城にて

熊本大学の学生と共に週末を過ごしました


福岡少年科学館を訪問するため、新幹線に乗りました。

活動報告