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活動報告(公募計画コース) 第176号

南京農業大学の学生たちが宮崎で農業を学ぶ
宮崎大学工学部からの報告

宮崎大学

 さくらサイエンスプランにより、宮崎大学との学術交流協定校である中国・南京農業大学の学生・大学院生9名と引率教職員2名の計11名を迎え、平成27年9月6日から9月21日の16日間にわたり、交流事業を実施しました。

 9月7日、本学の菅沼学長と会見しました。午後は、オリエンテーションとして、本プログラムの概要、本学および農学部の学部、大学院修士課程、同博士課程の教育組織と宮崎における留学の内容について、実施責任者(農学部教務担当副学部長)の平田昌彦教授により説明がありました。


宮崎大学菅沼龍夫学長の表敬訪問

 次いで、学内施設の見学を実施し、農学部附属農業博物館、附属木花フィールド、附属図書館を訪れました。その際、附属図書館で所蔵されている本学のかつての留学生で、現在南京農業大学で教授を務めている方の学位(博士)論文を閲覧しました。夕方には、本学のカフェテリアにて歓迎会を開催し、本学副学長(国際交流担当)の伊丹教授、平田副学部長、農学部畜産草地科学科長の續木教授、国際連携課職員の方々ならびに関係教員をお迎えし、研修生との親睦を行う良い機会となりました。

 3日目(9月8日)午前は飛佐准教授により、「草地生態システム学(草地生態システムにおける土壌と土壌微生物)」の講義を受け、午後は同じく飛佐准教授により、共同研究1として「土壌微生物と植物との相互作用」の1つとしての菌根菌の観察を実施しました。

 4日目(9月9日)午前は石田准教授により、「動物育種・遺伝学(産業動物の遺伝的改良)」の講義、徳永助教により、「動物育種・遺伝学(優良家畜個体群の造成)」の講義を受け、午後は同じく石田准教授・徳永助教により、共同研究2として「産業動物の育種と改良」の演習を実施しました。


家畜遺伝育種学 家畜の改良について

 5日目(9月10日)午前は石井教授により、「飼料作物学(飼料資源植物の乾物生産機構)」の講義、井戸田准教授により、「飼料作物学(飼料作物生産と土壌環境)」の講義を受け、午後は同じく石井教授により、共同研究3「飼料作物学_飼料資源植物の生産機構」として、高鍋町の口蹄疫メモリアルホールの見学、都農町の飼料資源植物の生産圃場およびペレット工場の見学を実施しました。


都井岬(御崎馬と放牧草地)にて

飼料作物学 飼料資源植物の生産機構におけるペレット工場見学


宮崎フローランテ(植物園)見学

 6日目(9月11日)午前は續木教授により、「動物繁殖生理・制御学(動物生産における繁殖技術)」の講義、井口准教授により、「動物微生物学(人と動物の病原微生物のゲノム解析)」の講義を受け、午後は同じく續木教授、井口准教授により、共同研究4「動物生産における繁殖技術」あるいは「人と動物の病原微生物のゲノム解析」を選択受講しました。

 7日目(9月12日)午前は平田教授により、「草地生態システム学(草地生態系:土壌-植物-草食動物-環境)の動態解析」の講義を受けました。

 10日目(9月15日)午前は明石教授により、「草類遺伝資源・育種学(飼料作物の遺伝資源、育種およびバイオテクノロジー)」の講義、権藤助教により、「草類遺伝資源・育種学(飼料作物の分子育種とリスク評価)」の講義を受け、午後は同じく明石教授、権藤助教により、共同研究6「草類の遺伝資源解析」の演習を受講しました。

 11日目(9月16日)この日は、農学部附属住吉フィールド(牧場)に出かけ、午前は森田教授により、「動物環境管理学(優良農業環境のための動物環境管理)」の講義、小林准教授により、「畜産草地学(家畜生産のための適正管理)」の講義を受け、午後は森田教授・小林准教授教による、共同研究7「野生動物・衛生動物の行動観察」の実習、平田教授による、共同研究5「草地生態系(土壌-植物-草食動物-環境)の動態解析」の実習を受講しました。

 12日目(9月17日)午前は川島教授により、「動物生理栄養学(飼料自給率の向上と畜産における温室効果ガスの削減)」の講義、高橋助教により、「動物生理栄養学(畜産における栄養機能解析と飼料利用)」の講義を受け、午後は同じく川島教授・高橋助教による、共同研究8「動物生理栄養学の研究展開」に関する演習を受講しました。


動物生理栄養学 共同研究

 13日目(9月18日)午前は今までの共同研究を振り返るとともに、南京農業大学における研究活動も紹介できるように、出身の学院別に大きく3つのグループに分けて、発表内容を取りまとめました。午後は、関係教員をお迎えし、共同研究の内容を学生・院生9名全員がグループごとに分かれて口頭発表を行いました。その後、村上農学部長をお迎えして、修了式および修了証の贈呈、修了生代表の答礼、カフェテリアにおける送別会を実施しました。


修了式の学部長挨拶

 14日目(9月19日)この日は週末でしたので、東京に移動し、午前は浅草・浅草寺の見学、午後は上野動物園において、野生動物(パンダ)の飼育に関する講義を受講しました。


上野動物園にて、パンダ飼育に関する講義

 今回のさくらサイエンスプランにより、南京農業大学の動物科技学院、生命科技学院ならびに草業学院の学部生・大学院生と本学農学部畜産草地科学科の教員との交流を図ることができ、大変貴重な機会となりました。

 南京農大生の感想から、研究内容を知ることができた、日本の文化に触れることができたとの感想が寄せられています。しかし、期間に限りがあったため、宮崎大学の学生と親密に交流する時間が持てなかったこと、専門分野の差異によるプログラム編成の柔軟性に欠けるきらいがありましたので、これらの点については、今後同じような機会があれば、是非とも改善に努めていきたいと考えています。


鎌倉にて、大仏見学

 11月中旬に、南京農大の招聘を受けて、短期間の南京農大訪問を実現でき、研修生との再会を果たすことができました。日本への留学の情報を知りたい、このプログラムに対して、クラスメートからの質問をたくさん受けたとの感想が寄せられおり、関心が高いことが伺われました。


南京農大研修生との再会

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