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活動報告(公募計画コース) 第98号

日本の薬学や製薬業に刺激を受けたベトナムの薬学生
高崎健康福祉大学からの報告

高崎健康福祉大学

 10月20~29日の10日間、ベトナム・ホーチミン医科薬科大学の薬学生6名、教員1名を本学に迎え、さくらサイエンスプランのプログラムを実施しました。

 テーマである「薬学最先端~分子レベルから臨床レベルまで~」に沿い、学生達は日本の最先端技術を俯瞰し、多くの専門家たちと活発な議論をし、サイエンスへの関心を更に高めることができました。また本事業は、学生・教員間の相互交流を通じたグローバル人材の育成にも繋がる大変有意義な活動となりました。

 10月21日午前のウェルカムセレモニーでは、招へい学生の紹介、歓迎の挨拶の後、本学学生による英語での大学紹介が行われました。午後には学部長による歓迎の挨拶と薬学科講話“Introduction of Japanese Education System: Pharmacy Education”を聴講しました。夕方のウェルカムディナーでは日本食を囲み、本学教員・学生とホーチミン医科薬科大学学生・教員が打ち解け、会話も弾みました。


ウェルカムセレモニー後の記念撮影

 10月23日は、本学岩崎教授による“Kampo Medicine”に関する事前講義を聴講した後、株式会社ツムラの漢方記念館を訪問しました。世界最大級の漢方薬製造施設、整備された薬草園などを非常に興味深く見学し、また、漢方の歴史に熱心に聞き入り積極的に質問していました。茨城県までの長い道のりであったこともあり1日がかりの行事でしたが、往復のバスの車内で疲れも見せず、同行した本学学生・教員と共に有意義な時間を過ごしていました。


株式会社ツムラにて

 10月25日は、県内観光に出かけました。木枯らしの吹く寒い日でしたが、里山でりんご狩りやアウトドアを楽しみ、ベトナムでは見られない美しい日本の紅葉を愛でながら、皆嬉しそうに写真撮影を楽しみました。


りんご狩り

 10月26日は、臨床薬学教育センターの教員6名の指導の下、薬学部の模擬薬局において注射薬の混合調製実習を行いました。ベトナムでは薬剤師が混合調製する機会がないため、初めての経験とのことでした。本実習で抗悪性腫瘍薬の職業性曝露を防ぐための方法や最先端のデバイスについて学び、本学学生と交流しながら、大変熱心に実習していました。


模擬薬局での実習

 10月29日、本学での沢山の思い出を胸に、全員名残惜しそうに帰国の途に就きました。研究者として再来日したいという学生の声も聞け、プログラム運営に携わった教職員もやりがいと喜びを感じました。本学学生からは、彼らの積極性や熱心に学ぶ姿勢を見習いたいという意見が多く、今後も国境を越えての交流が期待できます。本プログラム遂行にあたり、お骨折りくださった全ての方々に、深く感謝申し上げます。

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