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活動報告(公募計画コース) 第68号

中国の未来のドクターたちが広島で学ぶ
広島大学大学院医歯薬保健学研究科からの報告

広島大学

 8月2日(日)~8月10日(月)、広島大学大学院医歯薬保健学研究科では、中国の南方医科大学南方医院から若手研究者2名、大学医院生5名の計7名を迎え、プログラムを行いました。


広島大学病院前にて

 今回のプログラムは、本研究科及び広島大学病院が、整形外科学分野で展開する最先端の研究及び医療技術について、参加型の活動を中心としたプログラムによって深く理解していただき、将来の本学教員との共同研究、本学大学院進学に向けての基盤づくり、関係づくりを行うことを目的に実施したものです。

 8月3日(月)から8月7日(金)までは、本研究科及び広島大学病院内でプログラムが行われ,主に整形外科学の外来を見学し、本学の提供する最先端の医療及び先駆的な研究について学びました。具体的な内容については、以下のとおりです。


外来見学にて田中診療准教授(脊椎・脊髄外科)と

 広島大学内での研修初日である8月3日(月)、招へい者達は整形外科学研究室でのオリエンテーションの後、2つのチームに分かれて外来を見学し、膝及び手の疾患や脊柱の専門分野について、それぞれ本学専門医の指導のもとで学びました。外来見学を終えた午後からは、広島市内の観光を行い、広島の街とその歴史についての理解を深めました。

 翌日も、チームを2つに分け、整形外科学准教授 安達伸生先生執刀の前十字靭帯再建や半月板損傷など、主に膝関節の手術の見学を行いました。これらの手術見学は、事前に伺っていた招へい者達の希望を反映したものです。また、午後には整形外科学のリサーチカンファランスに参加し、本学での軟骨再生を中心とした基礎研究の報告を聞きました。


広島大学大学院生と手術見学後に記念撮影

リサーチカンファランスに出席

 4日目の8月5日(水)には、安達准教授による病棟回診に同行しました。招へい者たちは、本学の診療体制とともに、本学の病歴管理システムや、術前に行う詳細な手術デザインについて、深く感銘を受けていたようです。また、同日夕方には、広島大学学長兼整形外科学教授 越智光夫先生主催の「運動器と痛みの国際シンポジウム」に出席し、国際的に活躍する膝関節外科の世界的権威の先生方との交流を深めました。


越智学長(整形外科学教授)とともに。

 翌日は、再び2つのチームに分かれ、広島大学病院内での外来見学、もしくはマツダ病院にて手術見学をしました。午後には、全員で広島の誇る世界遺産、宮島を訪れ厳島神社を参拝。およそ1400年の歴史を持つ宮島の魅力を体感して頂くことができました。


マツダ病院にて手術見学

宮島観光

 学内研修最終日である8月7日(金)には、再度、前十字靭帯再建や半月板損傷に関する手術を見学しました。また、午後には整形外科学の手術カンファランスに参加し、本学での軟骨修復適用手術例などの報告を聞きました。招へい者達は、本学の提供する先端医療について、最後まで複数の症例や手術例を通して意欲的に学んでいたようです。

 夕方には閉校式が行われ、修了証書及びさくらサイエンスプランバッジが授与されました。閉校式後も、本学教職員や大学院生と積極的に話をしていた様子で、さくらサイエンスプランでの招へいは、今後の交流の発展が期待される、大変良い機会となりました。

 8月8日(土)及び9日(日)の週末には、霞キャンパスツアーとして霞キャンパス内の施設の見学とともに、広島平和記念公園及び平和記念資料館を訪れ、広島及び広島大学についての理解を一層深めることができました。


広島平和記念公園内、原爆の子の像前にて。

 以上、短い期間でのプログラムではありましたが、南方医科大学南方医院の皆様には、広島大学大学院医歯薬保健学研究科及び広島大学病院で行われている教育・研究・診療の先進性や優れた点を、その一端ながら理解・体験していただけたものと思われます。また、本学の大学院生等も、招へい者達の話を興味深く聞いていたようで、本プログラムは良い国際交流の機会となりました。この機会をくださいました国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、並びに関係各位のご支援・ご尽力に、心より御礼申し上げます。

活動報告