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活動報告(公募計画コース) 第18号

厳しい暑さのなか、ラオス保健科学大学の学生が精力的に活動ーその3

熊本大学薬学部

8月7日

JR熊本駅から新水俣駅に移動。新幹線に乗り、90kmを25分であっという間に移動したため、皆、スピードの速さに感動していた。


新幹線にも乗りました。

環境省国立水俣病総合研究センターを訪問。

  • (1)水俣病に関するスライドを用いた説明を聞く。
  • (2)研究室に移動、各人の髪の毛のメチル水銀の測定を体験。
  • (3)実際にメスシリンダーでのメスアップ、水でのメスアップの難しさを体験する。

測定は、案内してくださった赤木先生が考案した大変シンプルな赤木式水銀測定器を用いて行う。0.5ppm〜2ppmだったが、1名だけ異常に高い学生がいた。髪を染めている染色剤に、もしかして、水銀が入っているかもしれないので、帰国後送ってもらい調べることにした。疫学調査等の共同研究が出来るかもしれない(楽しみ)。


毛髪水銀濃度で共同研究成立。

国立水俣病総合研究センターにて。髪の毛の水銀濃度の実験を実施。

熊本市立水俣病資料館を訪問:
英語での分かりやすいビデオを見て、職員の方の説明で館内を見学。水俣病に関して少しでも理解してもらう。

水銀ヘドロの埋め立て地を見学:
海の水が引いているのを感じながら、岸辺を歩く。「恋人の聖地」で、全員でジャンプ。


水俣湾の埋立地にて、未来に向ってジャンプ!

海が無いラオスの皆さんに海を短時間ですが体験してもらう。ちょうど干潮前だったので、砂浜の水が島に行く時は裾をまくって渡るぐらいであったが、帰る時は水が引き砂浜がつながっていた。太陽〜地球〜月の関係と潮の満ち引きを感じてもらえたのではと思う。海水をなめて「塩っぱかった」と皆さんが言っていた。初めての体験に時間の経つのを忘れて広い海を眺めていた。


生まれて初めての海で大はしゃぎ。

8月8日

阿蘇での自然環境保護、田舎の環境衛生の調査を行う。温泉に入る時間が無いため、足湯を楽しむ。阿蘇山頂へ、途中、牛の放牧と草原観察のため、撮影・観察タイム。市内より少し涼しいがそれでも暑い。


阿蘇駅横にある、足湯を体験。

また、中岳火口には近づけないので、展望所で撮影・観察タイム。そのとき阿蘇山中岳が小噴火(600mぐらいの黒い噴煙をあげる)。昨年度は阿蘇山に行った日の朝に噴火し火口周辺1km進入禁止の規制が始まった。今回の小噴火もラオスの学生のエネルギーが加わったのだろうか???

阿蘇火山博物館を見学後、草千里で馬に乗る。


阿蘇山の草千里で初めて馬に乗って。

昼食は「高森田楽保存会」へ。囲炉裏を囲んでの田楽である。味が薄いが、ほとんど食べてくれた。


南阿蘇の田楽を体験。

南阿蘇ビジターセンターを見学。阿蘇の自然と草原再生、動植物を見る。阿蘇の立体地図を見ながら、今日の移動を確認する。

熊本市内を流れる、白川の源流「白川水源」で、湧き水の涼しさを体験。

5時、薬学部到着。6時から「バイバイ夕食会」を企画、大学の近くの居酒屋「ふくろう」で、日本食を食べることに。サラダ、天ぷら、つくね、鳥の唐揚げ、焼き鳥、豚肉、海苔で巻いたオニギリ。全部食べれるかなと思ったら、皆さん完食でした。最後の日に少しでも日本の食を味わってもらってよかったです。


送別会にて。

8時頃夕食が終り、皆さん買い物などに行きました。パッキングとレポート書き(毎日の提出ありがとうございます)、ハリ助教は、家族で市内中心部での「火の国祭り」にでかける。

8月9日>最終日・帰国

9時頃、無事チェックインが終り、出国ゲートへ、ここで別れする。ハリ先生初め、ラオスの皆さんご苦労様でした。


修了書を授与。

21時過ぎ、昨年来日した学生(Mimiさん)から「全員元気に到着した」のメールが入る。

今年も通訳など、いろんなことで動いてくれたハリ助教、事務を担当して下さっている北古賀さん、国際課の村上さん、小森さん、オール熊薬で研修を担当して下さった薬学部の先生、学生の皆様、また、保健学部、発生遺伝研、水俣の方々に感謝致します。
今年の学生・先生は、昨年の方々に比べ、飛び抜けた学生さんは少なかったですが、大変良い学生さん揃いでした。また、先生も大変気がつく方で助かりました。
3回目を実施して欲しいとの、皆さんからの要望もありますので、体力があったら、またトライしますので、その時はまたご協力をお願いします。

2015年8月12日
熊本大学薬学部 客員教授 矢原正治 記

活動報告