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活動報告(公募計画コース) 第16号

アジアの研究者と研究交流を通して共に成長

山形大学工学部

山形大学工学部では、さくらサイエンスプランの支援を受け、7月5日から22日の18日間、インド工科大学カラグプール校から大学院生2名、台湾の国立成功大学から1名、チャングン大学から2名、韓国・ソウル国立大学から2名、タイ・スラナリー工科大学からポストドクター2名の計9名の研究者を招へいしました。

日本に不慣れな多国籍の学生に対して細やかな対応が必要であったため、準備段階から学生がマンツーマンで接することになりました。山形新幹線の乗車の仕方から、食べ物の制限への対応など、不慣れな英語でのメールのやりとりでしたが、誰も迷うことなく無事に米沢に到着しました。

最初の研究発表では、流ちょうに英語で説明したアジアの学生の後で、工学部の修士学生、続いて4年生も初めて英語で研究発表を行いました。


研究紹介

その後、工学部の多くの先生にご協力いただき、成形加工、レオロジー、シミュレーション、米パン、X線解析など様々な研究室見学を行いました。見学後も個別にディスカッションを行いました。またグリーンマテリアル成形加工研究センター、有機エレクトロニクス研究センター、有機ELイノベーションセンター、駅構内で3Dプリンタを体験できる「駅ファブ」の3Dプリンタ工場も見学して、活発な質疑応答が行われました。


INOEL高橋先生の案内でセンター見学

駅ファブにて、古川先生から説明を受ける。


西岡、香田、宮田研究室を見学

川上先生から3Dゲルプリンタの説明を受ける。

7月13日には小山学長を表敬訪問しました。学長は山形県の特徴を最上川と吾妻山、月山などの名だたる山脈を通して説明し、最後に「日本滞在中に出来るだけ多くの人と出会い、山形県の良いところを沢山見て帰って下さい」と話されました。


小白川lキャンパスにて、小山学長を表敬訪問

休日には、米沢市国際交流協会主催の「ゆかたで一服」に参加しました。浴衣を着付けてもらい、上杉伯爵邸で茶道体験、記念撮影をしましたが、その様子が山形新聞に記事として掲載されました。


「ゆかたで一服」に参加して記念撮影。

また工学部の国際交流事業「Share Your Experience」でも各国の生活や名所、名物を発表し、文化交流を行いました。

7月17日、「International Workshop for Asian Young Researchers on Polymer Processing and Rheology(日本と東アジアの若手研究者による高分子レオロジー・成形加工研究会議)」を百周年会館で開催しました。招へい学生と山形大学の学生の研究発表、ポスター発表を、プラスチック成形加工学会東北・北海道支部の若手交流会と合同で開催し、学内外から60名の参加があり、活発な討議が行われました。


アジアの学生が自分の出身国についてプレゼンしました。


「日本と東アジアの若手研究者による高分子レオロジー・成形加工研究会議」において口頭発表

「日本と東アジアの若手研究者による高分子レオロジー・成形加工研究会議」でのポスター発表

アジアの学生からは、山形大学の施設や装置の豊富さ、研究内容が多岐にわたる事に驚いた、自分たちの大学との違いを発見した、これからも研究交流を続けて行きたい、日本人の規律正しさに感銘を受けた、などの感想がありました。指導者側から見ても、学生が文化の違う海外の学生と英語でやりとりしたり、意思疎通の初歩を学んで行くことを見た事は、貴重な経験でした。

記録的な暑さの中、見学や討議に励んでくれた招へい者と研究室の学生の頑張りに感謝します。今後も共同研究を継続し、持続的な国際協力関係を構築できる若手研究者の育成の手助けをしていきたいと思います。

活動報告