2014年度 活動レポート 第1号:中国電子科技大学(UESTC) 郭家明

修了者・教員らからの声 第1号

基本的専門知識を身に着けた学術研修
中国電子科技大学(UESTC)郭家明

執筆者プロフィール

[氏名]:
郭家明
[所属]:
電子科技大学
[略歴]:
1993年5月23日生。2012年9月1日、電子科技大学電子工程学院入学。英語CET四・六級に高得点で合格。「国家奨学金」、「世強奨学金」、「電子科技大学優秀新入生奨学金」を獲得。

さくらサイエンスプログラム実施内容について

研修した大学 千葉大学
招へいされた人 学生10名と教員1名
実施した期間 2014年8月24日(日)~30日(土)
 

1.さくらサイエンスプログラムに参加して良かったと思うこと

私は電子科技大学電子工程学院の三年生で、2014年8月の下旬から日本「さくらサイエンスプログラム」に参加しました。日本滞在中、千葉大学橋本教授の授業の聴講、東北大学田中教授、末松教授の実験室の見学、未来科学館の見学など、大変有意義な一週間を過ごし、とてもいい勉強になりました。

さくらサイエンスプログラムに参加して良かったと思うことは以下の通りです。

  • ① 日本のRF、MEMS分野の研究状況を知りました。東北大学田中教授の実験室の先進的な設備や優れた研究環境が深く印象に残りました。特に、クリーンルームに入る前の衛生基準が中国より厳しいです。これは私たちが学ぶべきところです。
    東北大学 田中秀治教授(右端)によるMEMS関連設備の紹介
  • ② 私たち10人はほとんど大学一年生で、専門知識についてまだ詳しくありません。今度の学術交流を通して、基本的な専門知識がある程度身につくようになりました。そして、電気電子工学の研究分野の魅力を感じ、専門に対する興味も涌いてきました。大学時代にこのプランに参加でき、カルチャーショックを体験したことは、将来の自分の発展に弾みがつくだろうと思います。
  • ③ 私たち10人の中で8人は日本が初めてでした。日本に行く前は、日本という国はどんな国なのかよく分かりませんでした。今度の見学時間や自由時間を利用し、日本のいろいろなところへ行き、日本社会や日本人の生活ぶりなどをこの目で見、実感が出てきました。日本の町はとてもきれいで、日本料理もとてもおいしいです。
  • ④ 私個人にとっては、千葉大学の橋本教授の授業に出て、先生と知り合うことはとても光栄に思います。そして、グループで研究活動を行うことは素敵な研究スタイルだと思います。橋本教授の授業に出た後、私は先生のユーモア、学識深さ、学問に対する真面目さなどに感心し、先生の弟子になりたい衝動に駆られました。先生は専門用語についての解釈が生き生きとし、またユーモアに富んでいるので、私はみんなの笑い声の中で専門概念を理解しました。中国に帰ってから、日本留学を考えたことの全然ない私は日本へ留学に行こうかと真剣に考えるようになりました。今はそのために日本語を勉強しています。

2.さくらサイエンスプログラムに対する希望

一週間の学術交流は短いと思います。10日か15日あればもっと専門知識について深く研修できるし、また、日本社会への理解ももっと深めると思います。
最後にこのプランでお世話になった方々にあつく御礼申し上げます。