2014年度 活動レポート 第84号:宮崎県立宮崎大宮高等学校

2014年度活動レポート(一般公募コース)第84号

台湾高雄市立高雄高級中學の高校生を招聘

宮崎県立宮崎大宮高等学校 大竹克彦

「さくらサイエンスプログラム」Aコースの一環として、台湾高雄市立高雄高級中學の生徒7名、教員1名を、8月23日から27日の5日間にわたり招聘しました。高雄高級中學は1922年に設立された台湾南部地域のトップ校で、科学教育に多くの成果を収めているだけでなく、国際教育の推進にも力を注ぎ、外国との国際交流にも積極的に取り組んでいる学校です。

歓迎会。

本事業は、宮崎大宮高校がSGHアソシエイト指定校におけるグローバル人材育成プログラムの一貫として行いました。本プログラムは、「水と廃棄物の処理」をテーマとし、両校の生徒が高校の授業や大学の研究(ワークショップ)への参加、科学技術館や浄水処理施設への視察を通して、グローバルな視点で環境問題を考えられるようにすることが目的でした。

宮崎県立佐土原高校視察。

宮崎市富吉浄水場視察。


宮崎科学技術館訪問。

特に、宮崎大学のワークショップでは、同じ「さくらサイエンスプログラム」におけるベトナム学生招聘事業と連携し、ベトナムと日本の水と廃棄物処理に関する環境技術の話し合いに参加し、技術交流の実際を学びました。また、宮崎大学における台湾からの留学生を通訳・コーディネーターにし、日本の大学で科学研究を進める学生との意見交換の場を多く設け、高校生に留学への意欲を喚起させるようにしました。

宮崎大学ワークショップ参加。

高雄高級中学と宮崎大宮高校生。


また、2日目から3泊で、台湾の高校生7名は日本の家庭にホームステイしました。日本の家庭生活を実体験することで日本への理解が深まったようです。アンケートでもホームステイへの充実感が高かったと全員が回答していました。

本事業が宮崎大宮高校と高雄高級中學の交流の第一歩となったので、今後相互訪問を含めた国際交流を推進していく予定です。