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活動報告(公募計画コース) 第57号

さくらサイエンスプラン in 福山大学-多彩なプログラムを展開 その2

福山大学

 9月8日(月)は「センサー応用マシンのプログラミング設計」スマートシステム学科で研修しました。

 来日学生9名を対象とし、4班に分かれてレスキューロボット製作実習を行いました。
 まず、学科長の香川教授から、レゴNXTを使用して、いろいろなセンサーの使い方、ロボットの動かし方、プログラムの作り方などの講義がありました。
 受講生の方々は、C言語でプログラミングを勉強しているとこのことでしたが、実際にロボットを組み立てて、動かすことに少し戸惑う場面もみられました。
 このレスキューロボットは、地面に描かれた黒い線をたどって移動し、正面に箱があるとそれをキャッチして戻ってくるというものです。
 みなさん真剣な面持ちでセンサーの感度やロボットアームの調整、プログラムの書き換えを行って性能の良いロボットを作ろうとする熱意が伝わってきました。
 ロボットのアームを使って箱をキャッチすることの調整はなかなか難しく、キャッチしようと伸ばした手が空振りするようなこともありました。限られた時間の中ですが、いくつかの班はキャッチしてもってかえる動作をするレスキューロボットを完成させることができました。
 受講生のノートを見ると、ロボットは中国語では「机器人」と書くようです。今回はまさに机の上で製作する小さなロボットですが、ロボット製作のエッセンスを体験していただけたのではないかと思います。


レスキューロボット製作実習の様子。

 9月9日(火)は「地震と耐震について知ろう」というテーマで建築学科で研修しました。世界有数の地震国・日本における建築のあり方について特別講義を実施しました。

 まず、福山大学安全安心防災教育研究センター構造・材料開発研究部門の取組みについて説明し、ついで、地震の発生メカニズムについての講義、地震動に対する建築物の倒壊実験のビデオ放映、建築物の耐震補強の事例紹介を行いました。
 特別講義では教員と招聘学生のディスカッションも行い、活発な質疑が飛び交いました。
 最後に、構造・材料開発研究部門の実験場を見学し、最近実施した実験や現在実施中の実験の説明を行いました。実物の試験体や技術を間近に見ることは、招聘学生にとって貴重な体験になったと思われます。


特別講義を受講する招聘学生。

 9月9日(火)は「ヒューマンコンピュータ・インタラクション体験」をテーマに情報工学科の研修です。
 最初に、尾関教授により、ヒューマンコンピュータ・インタラクションがどのような研究分野であるかの簡単な説明がありました。
 その後、最近の電子ペンや電子ノートがどのように進化しているかの説明があり、将来の電子ノートのあり方を予想しました。また、実際に最近の電子ツールに触れてもらいました。
 次に宮崎講師により、「知能情報学  賢いコンピュータについて」の講義がありました。どのような学習により、コンピュータが賢くなるかを説明し、いくつかのシミュレーションのデモを行いました。
 最後に中道准教授により、「使いやすいソフトウェア- 視線分析による評価と新たな設計方針 -」の講義とデモが行われました。ユーザの視線に基づいた利用しやすいシステムを設計する方法の解説を行いました。


視線分析に基づく使いやすいソフトウェアに関する講義の様子。

 9月10日(水)は「3次元CADを利用したモノづくり」機械システム工学科の研修です。
 最初に、近年急速に普及している3次元CAD(Computer Aided  Design)の概略説明を行いました。2次元CADとの違いや、3次元CADの優位点などを説明した後、実際に3次元CADソフトを使って「石けん箱」を作成しました。
 作業の流れとしては、まず適切な大きさの直方体を作成し、そこから少しずつ不要な部分を削るようなイメージで石けん箱を完成させていきます。操作等で少し戸惑っている参加者も見受けられましたが、全員時間内に完成させることができました。


3次元CADの実習を行いました。

 次に、CAE(Computer Aided Engineering)の実習を行いました。石けん箱の上面に力を加えて、どの部分に大きな応力がかかるのか、また、どのような変形をするのかをシミュレーションしました。
 材料設定、荷重条件、拘束条件を順次設定、全員無事に結果を表示させることができました。実際に試作品を作って実験をするのは大変な作業ですが、CAEを活用すれば極めて短時間で簡単に実験(模擬実験)を行うことができるということをわかっていただけたかと思います。
 CAEの結果を写真に撮っている参加者もいました。実習時間はあっという間に終わり、最後は記念撮影を行ってこの実習は終わりました。

 9月10日(水)は、福山大学国際センター主催の交流会でした。
 交流会で一行は、留学生による日本文化及び留学体験の紹介を興味深く聞いていました。また、留学生の通訳を通して、工学部4学科からの日本人学生10名と楽しく交流を行いました。
 第1部では、留学生がPPTで留学体験を中国語で熱く語りすぎて(時間オーバー)少しバテ気味でしたが、第2部では、若者同士で打ち解けることができ、楽しく交流をしていました。


若者同士で打ち解けることができ、楽しく交流しました。

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