さくらサイエンスプランHOME > 活動報告 > 公募計画コース > 第30号

[本文]

活動報告(公募計画コース) 第30号

4か国12人が参加した山形大学工学部のサマープログラム その3

山形大学工学部国際連携サマープログラム2014

 タイ・マレーシア・中国・台湾の12名の学生と本学工学部の学生らと共に学ぶ「山形大学工学部国際連携サマープログラム2014」が開催されました。

 8月4日(月)・5日(火)、協定校の学生12名と本学の学生15名の計27名が山形蔵王において「環境問題と工学を学ぶアジアの私たち」をテーマに、ワークショップ形式の合宿を行いました。

 
環境問題と技術者倫理について問題提起がなされ、グループごとに各国の環境問題事情や、 解決策について話し合いがなされました。

 まず、本学大学院理工学研究科電気電子専攻の南谷靖史准教授による「電気で守る地球環境と健康」についての講義を聞き,大気汚染,水質汚染について,そして来日した学生にも日本から渡航する学生にとっても外国で気になる飲料水の問題について考えました。水処理はオゾンを利用した高度水処理技術についての講義を聞き、知識を深めました。

 また,PM2.5のような粉塵を捕集できる電気集塵器の実験装置を研究室から館内に持ち込み、実際に線香の煙を捕集することで、その仕組みについて観察しました。

 午後の休憩後は、機械システム工学専攻の安原薫助教による「環境問題と技術者倫理」に関する問題提起の講義で始まりました。そして、この講義を一つの刺激とし、グループごとにグローバルな視点から、技術者が果たすべき責任や各国が抱えている環境問題について話し合いました。

 今や環境問題も1国だけでは解決できない時代となっており、学生はそれぞれの国の環境問題の現状、慣習や経済的、技術的背景を理解しながら、列挙された問題に対し、アジアに住み、工学を学ぶ私たちがどう取り組んでいくべきなのかを話し合いました。  翌朝は短い時間でしたが、リフトで蔵王の鳥兜山(とりかぶとやま)の山頂まで行き、自然豊かな山形の素晴らしさを体感しました。

 8月6日(水)は山形大学での最後の日でした。合宿で話し合ったことや、プログラム中の環境に関する学習から得たことをグループで一つのポスターにまとめ発表する発表会を行いました。

 当日は、関係教職員だけでなく、期間中に関わった本学学生や留学生、週末にお世話になったホストファミリーの皆さんも駆けつけ、多くの聴衆を前に自分たちの意見を英語で述べました。

 終了後は、発表者・聴衆者全員による優秀発表の投票が行われ、“The role of engineers in a global society”と題し、発表したグループBが受賞しました。プログラム実行委員長より賞状と昨年本学の留学生が作成した山形名所巡りカレンダーなどが授与されました。


グループごとのポスター発表会には多くの方が参加し、熱心に耳を傾けてくれしました。


優秀賞に輝いたBグループの皆さん。おめでとうございます。

JST「さくらサイエンスプラン」及び山形大学から修了証書が授与されました。


参加学生と本プログラム実行委員の教職員「充実した毎日でした」

岐路は東京で科学未来館も見学

 8月7日(木)朝、協定校の学生12名は、山形大学工学部がある山形県米沢市を離れ、一路東京へ移動しました。早朝にもかかわらず米沢駅には多くの学生が見送りに現れました。

 協定校生らは地方都市とは全く異なる、日本の首都東京の圧倒的な大きさ、雰囲気に興味津々の様子でした。東京では、日本科学未来館を見学し、さまざまな分野の最新テクノロジーに触れました。
 体験型の展示が多く、量子コンピューターの世界を体感する「顔探し」や、ゲノムについて自分の手のひらをもとに学ぶ体験など、楽しみながら見学することができました。


日本未来科学館ではさまざまな最新技術を実際に体験しながら、学ぶことができました。

 あっという間にプログラムが終了し、8月8日(金)に成田からの帰国となりました。中には「帰りたくない。もっと日本にいたい」と涙ぐむ人や、次の交換プログラム・留学プログラムを確認する人などが続出しました。
 彼らと日本とのつながりはこれからも続いていくことでしょう。


米沢駅で別れを惜しむ学生ら

活動報告