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活動報告(公募計画コース) 第193号

アジア5カ国から若手研究者を招へい

総合地球環境学研究所

 大学共同利用機関法人・人間文化研究機構 総合地球環境学研究所(地球研)では、JST日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)の支援を受け、平成27年1月20日―27日の間、中国、台湾、ベトナム、マレーシア、そしてフィリピンのから2名ずつ、合計10名の若手研究者を招聘しました。

1月21日

 さくらサイエンスプランの参加者メンバーは、地球研主催の、第3回Future Earth in Asiaワークショップに参加しました。同ワークショップには、17ヵ国からの著名な研究者、産業関会係者、ファンダーが参加しました。ワークショップ前半は、Future Earthの概要説明、現在のGECプロジェクトの紹介や、Future Earth科学委員及び関与委員からFuture Earthの動向についての発表がありました。


第3回Future Earth in Asiaワークショップでの集合写真

 ワークショップ後半は、約50名の参加者が、6つのグループに分かれ、昨年パリのFuture Earth暫定事務局より発表された”Strategic Research Agenda 2014”についてのグループディスカッションが行われました。さくらサイエンスプランの参加者も、他の参加者と意見を交換し合い、充実したディスカッションが行われました。

第3回Future Earth in Asiaワークショップの様子

グループディスカッション


1月22日

 午前中は、地球研についての概要、組織、そして地球研で行われている研究についての説明を受け、さくらサイエンスプランのオリエンテーションとスケジュール確認をしました。その後、地球研の各プロジェクトと実験室等設備の説明を受けました。地球研見学の最後には地球犬(地球研のマスコット)にも遭遇し、皆さん大喜びでした。


地球犬(地球研のマスコット)との記念写真

 午後からは、Steven McGreevy助教と地球研にインターンシップで滞在している京都大学博士課程のMaximilian Spiegelberg氏が進行するワークショップ、“Transformations toward Sustainability: Voices of Early-Career Asian Scholars”に参加しました。セッションの前半は、参加者それぞれが現在行っている研究内容を、昨年発表されたFuture Earth Strategic Research Agenda 2014 のChapter C 、“Transformations toward Sustainability”に基づいて、各自が研究のために行った他国の機関との共同研究や、ステークホルダーとの関わり合い等を中心に説明しました。
 さくらサイエンス参加者はそれぞれ多様な研究分野を持ち、全く異なった性質の機関の所属でありながらも、学際性と国際性の高い彼らの研究内容は、協働企画と協働生産が持続可能な社会へ向けた転換にとって重要なものだということを明確にしました。

 後半のセッションでは“Barriers to Inter- and Transdisciplinary Research and Possible Solutions”というトピックでのディスカッションを行い、今後のFuture Earth事業に大きく貢献するための、そしてStrategic Research Agendaを基に実施する、持続可能な社会を目指すための研究のあり方について意見交換をしました。

それぞれの参加者の研究についての紹介

ディスカッションの様子


1月23-25日

 京都から新幹線で、名古屋へ向かいました。24日は、中部大学、中部大学 中部学術高等研究所、国際GISセンターを訪問し、センター長の福井弘道教授、杉田暁講師による国際GISセンターの紹介と、UAV(無人飛行機)実習と車両を見学しました。
 実際にUAVが飛ぶ様子を見ると共に、実際に機体にも触れることができ、参加者は興味津々の様子でした。デジタルアースの説明では、デジタルアースの概要と、実際に国際GISセンターで行われている研究の事例を説明していただき、活発な意見交換も行うことが出来ました。

UAVの飛行実習

中部大国際GISセンター訪問の集合写真


1月26日

 京都からバスで、亀岡市に向かいました。農業組合法人ほづを訪問し、立命館大学・柴田晃教授より教授の取り組んでいるカーボンマイナスプロジェクトについての講義を受講しました。柴田教授のプロジェクトは研究者ではない、一般の人々が身近にとりくめる環境改善として興味深く、講義の後は盛んな質疑応答がくりひろげられました。
 その後実際に柴田教授のプロジェクトを実施している周辺農場にてフィールドワークを行い、畑や炭作りの現場、堆肥工場、野菜を販売している地元スーパーなどを訪れました。実際の現場をみることにより、より盛んな意見交換をおこなうことができました。
 午後からは嵐山にある保全保勝会水力発電所を見学、この日はあいにくの雨でしたが参加者たちは傘をさしながら桂川のほとりにある水力発電機の説明を熱心に聴きいっていました。

炭作りの現場にて集合写真

保全保障会水力発電所見学の様子


活動報告